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店舗の内装工事、よくあるトラブルの事例と解決策。スケジュールややり取りの注意点とは?

画像素材:PIXTA
飲食店、美容室、アパレルショップなどの店舗の内装は、集客を左右する要素のひとつ。イメージ通りに店舗をつくりたいものですが、内装会社と思わぬトラブルが起きてしまうことも。今回は「デザイナーの流儀」に寄せられたプロの意見を参考に、考えられるトラブルの内容と対処法を紹介します。

事前にトラブルを防ぐためのポイントは?

■コンセプトをあらかじめ伝えておく

内装工事を依頼する前にしっかり決めておきたいのが、コンセプトです。客層やサービス内容、店舗形態などから、あらかじめコンセプトを固めておきましょう。お店のコンセプトや具体的なイメージは、デザイナーや内装会社に伝えておくとスムーズに話を進めやすくなり、トラブルを防ぐことにつながります。

■見積もりをきちんと確認する

見積もりが出たら、施工内容や金額の詳細を確認しましょう。「見積もりよりも多い額を請求された」というのは最も多いトラブルとされています。可能であれば「見積書以上の金額の請求がないこと」を事前に確約しておきましょう。また、実際に工事が始まってからは、内装会社に任せきりにせず定期的に現場をチェックすることも、トラブルを回避するうえで大事なポイントです。

<参考>「店舗の内装工事で損をしないために。見積もりの正しい見方を知ろう!

■近隣への挨拶を済ませておく

工事期間中は、工事の音や、車両の問題等で近隣の人からクレームが入ることがよくあります。大家さんからのクレームも決して少なくないようです。この先長いお付き合いになる方たちとのトラブルは避けたいもの。

住民への対応は内装会社がしてくれることが多いですが、同じビルに入居している店舗や近隣の住民には、着工前に自ら挨拶をしておくといいでしょう。相手に直接お詫びの言葉を伝えられない場合は、手紙を送るのがおすすめ。その際には工事内容、期間、時間、休工日、内装会社、連絡先を記載しましょう。
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実際に内装工事が始まってからのトラブル事例と対策

■スケジュールの誤差によるトラブル

内装工事の期間は、1~2ヵ月が目安とされていますが、飲食店などの場合、調理器具・設備の設置に思わぬ時間が掛かってしまうことも。施工スケジュールに遅れが生じると、開店日に間に合わず、金銭的な損害が出てしまいます。こうしたトラブルを回避するには、どうすればいいのでしょうか? 内装のプロたちからは、以下のような回答が出ています。

「工程表について、工事業者から説明を受けることが大切です。また、引き渡しの日程や、引き渡し時に現場がどのような状態になっている予定かを確認します。オープンまでの準備期間や、自分で行う工事や用意する材料等がある場合はその内容についても伝えておきましょう。工事着工前までにコミュニケーションを取ることがトラブル回避に繋がります」

「引き渡し後に工事が発生した場合のスケジュールも、あらかじめ確認しておいたほうがいいかもしれません。また、OPENまでにスタッフがトレーニングを行う場合は、その日程も確保できるかをあらかじめ協議することも必要になってきます」

■デザインのトラブル

店舗内装にあたって大切なのは「その店ならではのオリジナリティ」。色味や雰囲気は特に重要ですが、行き違いからイメージした内装と違った結果になって、トラブルとなることも。下記のアドバイスのように、仕上げの工程に入る前に一度確認することをおすすめします。

「内装で重要なのは、雰囲気を作る仕上げの工事です。特にポイントとなる色味などは、入念に確認する必要があります。イメージはなかなか伝わらないものです。出来上がってみてイメージと違うということがないよう、特に色味についての確認はしっかり行っておいた方が良いと思います」

参考ページ:「内装工事の工程表を頂きました。トラブル回避のために、この時点で施主が現場で確認しておくべきポイントはありますか?

■内装会社とのトラブル

店舗を工事する場合は設備の専門知識が必要となります。そのため、専門の内装会社に依頼することが大切ですが、専門ではない知り合いや近所の工務店にお願いして、後々設備の不具合が見つかり、結果的にトラブルになってしまうこともあるようです。事前に下記のポイントを押さえておきましょう。

「店舗の中でも特に飲食店では設備面が非常に重要です。しかし、店舗内装の経験がない業者では対応出来ない場合もあり、水回りや臭い等のトラブルが発生する可能性も高くなります。レイアウトや動線も住宅とは大きく異なるので、専門でない業者が対応すると何度も修正が必要となり、非効率になる可能性が高いと思います」

「住宅と店舗では導線の考え方や設備工事の専門性が違います。特に飲食店や美容室など設備機器などが稼働しないと営業出来ない店舗は注意が必要です。問題があると一時的にお店を閉めざるを得ない可能性があるからです。出来るなら経験のある施工業者に相談する方がいいと思います」

参考ページ:「知り合いの工務店に店舗の実績がありません。やはり実績がないと提案に違いは出ますか。またそれはどんな部分に表れますか?

開業資金のうち4割もの費用がかかるといわれている内装工事。内装工事を任せるデザイナーや施工会社と密にコミュニケーションをとって、トラブルや後悔はできる限り少なくしましょう。

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