1. トップ
  2. デザイナーの流儀
  3. 10坪以下のバーでは、席数を増やすこと以・・・
デザイナーの流儀 〜店舗デザインのプロに聞きました〜
  • コスモデザイン企画 2025-12-24 10:48:12.0投稿

    流儀

    10坪以下のバーでは、席数を増やすこと以上に
    **「視線の抜け」「導線」「居場所のつくり方」**が重要になります。
    以下のポイントを押さえることで、小さくても居心地の良いバーをつくることが可能です。

    ①客席は「カウンター中心」にする
    ・10坪以下ではカウンター席が最も効率的
    ・対面席を減らし、壁付けL型・I型
    ・カウンターがおすすめ
    ・カウンター奥行き:45〜50cm
    ・客席ピッチ:55〜60cm
    👉テーブル席よりも圧迫感が出にくく、一人客・常連づくりにも向いています。

    ②通路幅は“最低限”だが「主動線」は確保
    ・バックカウンターと客席の間:75〜85cm
    ・入口〜カウンターまでの動線を直線的に
    ・デッドスペースをつくらないレイアウトが重要
    👉狭い空間ほど、動線が詰まる=窮屈に感じるため注意。

    ③背もたれの低いスツールで“視線の抜け”をつくる
    ・ハイバックチェアは圧迫感が出やすい
    ・ローバック or 背なしスツールがおすすめ
    ・座面は回転式だと立ち座りがスムーズ
    👉視線が遮られないことで、実際の面積以上に広く感じられます。

    ④照明は「暗く」ではなく「メリハリ重視」
    ・全体を暗くしすぎると狭さが強調される
    ・カウンター天板・ボトル棚・壁面にポイント照明
    ・天井照明は間接照明やダウンライトを最小限に
    👉小さな空間ほど、照明設計が印象を左右します。

    ⑤収納・ボトル棚は「縦」を使う
    ・床置き収納は極力減らす
    ・壁面・カウンター背面に縦ラインで配置
    ・奥行き浅め(15〜20cm)の棚で圧迫感を防ぐ
    👉床が見える面積を増やすことで、空間に余白が生まれます。

    ⑥カウンター下・バックヤードをフル活用
    ・冷蔵庫・製氷機はカウンター下に集約
    ・入口付近は極力すっきりさせる
    ・レジ周りは最小構成がベター
    👉「物が見えない」=「広く感じる」

    ⑦色味は“濃色ベース+抜け色1色”が効果的
    ・濃い木目・ダークカラーはバーらしい落ち着き
    ・ただし全体を暗くしすぎない
    ・天井や一部壁を 白・グレージュ にして抜け感を出す
    👉重さと軽さのバランスが重要。

    ⑧鏡・ガラスで“奥行き”を演出
    ・背面にミラーを入れると空間が広がる
    ・透明ガラスや抜けのある間仕切りで圧迫感軽減

    【まとめ】
    10坪以下のバーでは、
    「狭さを隠す」より「狭さを活かす」設計がポイントです。
    ①カウンター中心
    ②視線の抜け
    ③照明のメリハリ
    ④縦方向の収納
    ⑤物を見せすぎない
    これらを意識することで、
    「小さい=居心地がいい」バーに仕上げることができます。

他の回答も見る

【その他の問い】

「問い」一覧へ »