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デザイナーの流儀 〜店舗デザインのプロに聞きました〜

問い

注目 飲食店舗向けFAQ

last update:2026-01-13 09:56:07.0

バーを開業する際、10坪以下の物件でもお客様に「窮屈」と感じさせないための内装レイアウトや、備品選びのポイントはありますか?

限られた空間でバーを開業する際、狭さを感じさせない店舗のレイアウトや備品選びのポイントをお聞きしました。

  • 河端 一志 2026-01-13 09:56:07.0投稿

    流儀

    10坪以下のバーでは**「広さ」よりも「圧迫感を出さない工夫」**が重要です。
    設計段階で次のポイントを押さえることで、同じ面積でも印象は大きく変わります。

    ① レイアウトは「通路幅」よりも「視線の抜け」を優先

    狭小バーでは、無理に席数を増やすと一気に窮屈になります。

    カウンターは奥行きを抑えた設計にする

    正面や入口から奥まで視線が抜ける配置を意識する

    背の高い什器や間仕切りは極力置かない

    特にカウンターバーの場合、
    「人が通れるか」だけでなく座ったときの視界の広さが居心地を左右します。

    ② カウンターと客席は「余白」をつくる

    10坪以下では、
    すべてを詰め込まないことが重要です。

    カウンター席+α程度に席数を抑える

    テーブル席を入れる場合も可動式にする

    空いた床面を“余白”として残す

    結果的に、
    「狭いけど落ち着く」「長居したくなる」空間になります。

    ③ 備品は「小さい・薄い・多機能」を基準に選ぶ

    備品選びも空間印象を大きく左右します。

    冷蔵庫・製氷機は必要最小サイズ

    壁付け・カウンター下収納を活用

    ワゴンや可動棚で用途を兼ねる

    大型機器を置くほど、
    厨房も客席も圧迫感が出やすくなります。

    ④ 色・素材・照明で「奥行き」を演出する

    物理的に広げられない分、視覚効果が鍵になります。

    壁・天井は暗すぎない色味を選ぶ

    鏡・ガラス・間接照明で奥行きを出す

    ダウンライトを均等に配置し、影を強く出しすぎない

    「暗い=バーらしい」ではなく、
    暗さのバランスが重要です。

    ⑤ 10坪以下こそ「設計の順番」が重要

    小さい店舗ほど、
    後からの修正が難しく、コストも上がります。

    先に動線・厨房・収納を整理

    その後に内装デザインを決める

    見た目先行で決めない

    この順番を守ることで、
    狭さを感じさせないバーを実現できます。

    まとめ

    10坪以下のバーづくりでは、

    席数を詰め込みすぎない

    視線と余白を意識する

    備品は最小・多機能で選ぶ

    この3点が、
    「狭いのに居心地がいい」バーをつくる最大のポイントです。

    小さいからこそ、設計で差が出ます。
    物件が決まった段階でのレイアウト相談だけでも、失敗を防ぐことができます。

  • ちばまさゆき (デザイナー) 2026-01-05 10:06:03.0投稿

    流儀

    やはり照明ですね!
    照明を少し暗くする(予算があれば調光にする)事で、落ち着き感と高級感が漂います。
    また、カウンター腰とか天井か壁に間接照明を用いる事で奥行き感や優しさ感が醸し出されます。

    あと、壁面にブロンズペンミラーを貼る事で奥行き感が出て、バー全体が広く見えます。
    ブロンズペンミラーを対面で貼り、コードペンダント見たいのを取り付けると反復して永遠の奥行き感が得られます。

    狭いとい言うことは、落ち着き考えられマイナス面だけではないです。
    その狭さを、照明、間接照明、ブロンズペンミラーなどなどを考慮することで窮屈さは無くなり
    居心地の良いバーが誕生するはずです!!!



    エムアンドアソシエイツ     ちばまさゆき

  • コスモデザイン企画 2025-12-24 10:48:12.0投稿

    流儀

    10坪以下のバーでは、席数を増やすこと以上に
    **「視線の抜け」「導線」「居場所のつくり方」**が重要になります。
    以下のポイントを押さえることで、小さくても居心地の良いバーをつくることが可能です。

    ①客席は「カウンター中心」にする
    ・10坪以下ではカウンター席が最も効率的
    ・対面席を減らし、壁付けL型・I型
    ・カウンターがおすすめ
    ・カウンター奥行き:45〜50cm
    ・客席ピッチ:55〜60cm
    👉テーブル席よりも圧迫感が出にくく、一人客・常連づくりにも向いています。

    ②通路幅は“最低限”だが「主動線」は確保
    ・バックカウンターと客席の間:75〜85cm
    ・入口〜カウンターまでの動線を直線的に
    ・デッドスペースをつくらないレイアウトが重要
    👉狭い空間ほど、動線が詰まる=窮屈に感じるため注意。

    ③背もたれの低いスツールで“視線の抜け”をつくる
    ・ハイバックチェアは圧迫感が出やすい
    ・ローバック or 背なしスツールがおすすめ
    ・座面は回転式だと立ち座りがスムーズ
    👉視線が遮られないことで、実際の面積以上に広く感じられます。

    ④照明は「暗く」ではなく「メリハリ重視」
    ・全体を暗くしすぎると狭さが強調される
    ・カウンター天板・ボトル棚・壁面にポイント照明
    ・天井照明は間接照明やダウンライトを最小限に
    👉小さな空間ほど、照明設計が印象を左右します。

    ⑤収納・ボトル棚は「縦」を使う
    ・床置き収納は極力減らす
    ・壁面・カウンター背面に縦ラインで配置
    ・奥行き浅め(15〜20cm)の棚で圧迫感を防ぐ
    👉床が見える面積を増やすことで、空間に余白が生まれます。

    ⑥カウンター下・バックヤードをフル活用
    ・冷蔵庫・製氷機はカウンター下に集約
    ・入口付近は極力すっきりさせる
    ・レジ周りは最小構成がベター
    👉「物が見えない」=「広く感じる」

    ⑦色味は“濃色ベース+抜け色1色”が効果的
    ・濃い木目・ダークカラーはバーらしい落ち着き
    ・ただし全体を暗くしすぎない
    ・天井や一部壁を 白・グレージュ にして抜け感を出す
    👉重さと軽さのバランスが重要。

    ⑧鏡・ガラスで“奥行き”を演出
    ・背面にミラーを入れると空間が広がる
    ・透明ガラスや抜けのある間仕切りで圧迫感軽減

    【まとめ】
    10坪以下のバーでは、
    「狭さを隠す」より「狭さを活かす」設計がポイントです。
    ①カウンター中心
    ②視線の抜け
    ③照明のメリハリ
    ④縦方向の収納
    ⑤物を見せすぎない
    これらを意識することで、
    「小さい=居心地がいい」バーに仕上げることができます。

  • 松本英明 2025-12-10 19:16:22.0投稿

    流儀

    広がりを演出する効果

    1鏡の効果的な配置 バック棚の背面や入り口の対面などに配置し倍の空間の広がりと奥行き感を感じさせる。

    2視線の抜け感を作る 入り口から奥まで視線を遮るものを置かない、椅子の背もたれも低いものか背なしのスツールにする。テーブルの足は1本にしてすっきり見せる。

    3天井を高く見せる できれば天井をスケルトンにして高さ方向を強調する。

    4カウンターの奥行きを小さくして通路を広く見せる。

    5トイレやバックヤード入口を開閉スペース不要なスライドドアにすることで客席ギリギリまで有効活用する。

    6お客様の目線の高さに物を置かない。

  • 三宅右記 (設計デザイナー) 2025-12-10 13:37:52.0投稿

    流儀

    10坪以下のバーでも、ちょっとした工夫で「窮屈だな」と感じさせない空間づくりができます。
    たとえば、席を分散させずカウンターを主役にすることで、お店全体に一体感が生まれ、視界がすっきりします。
    さらに、天井をスケルトンにして高さを出すと、実際の面積以上に広く感じられるのでとても効果的です。
    家具選びも大切なポイントです。背の高い棚や冷蔵庫はできるだけ避けて低めにそろえると圧迫感がなくなりますし、椅子やテーブルは脚が細いデザインを選ぶと、視線が抜けて空間が軽く感じられます。
    また、照明は間接光を中心に、壁やボトルを柔らかく照らしてあげると奥行きが出て、コンパクトなバーでも落ち着いた雰囲気に仕上がります。
    天井に光を当てる照明を少し取り入れると、より広がりも感じられますね。

    要点をまとめると、
    1)カウンターを主役にして空間をすっきり見せる
    2)天井をスケルトンにして高さを確保する
    3)背の高い家具を避けて圧迫感を減らす
    4)脚が細い・軽やかな家具で視線の抜けをつくる
    5)間接照明で奥行きを出し、落ち着いた雰囲気に仕上げる

    このような考え方で進めていただくと、小さなバーでも心地よい空間がつくれると思います。

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