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デザイナーの流儀 〜店舗デザインのプロに聞きました〜

問い

サービス店舗・施設向けFAQ

last update:2025-04-08 18:08:34.0

サウナ施設の新規開業を考えています。サウナを作るうえでの、設計のポイント・注意点などがあれば教えてください。

近年のサウナブームによって、サウナ施設の開業が増えています。
そこで今回は、サウナ施設を開業する上でのポイント・注意点などをお伺いしました。

  • 寺島 彰吾 2025-04-08 18:08:34.0投稿

    流儀

    サウナ設計のポイント・注意点
    ① 目的とターゲットの明確化
    誰に向けたサウナか?(例:男性向け・女性向け・混浴・カップル・ファミリー・サウナー上級者向けなど)

    用途は?(リラクゼーション、コミュニティ形成、ワーケーション需要など)

    ② サウナ室の種類と構造設計
    ドライサウナ(高温低湿)

    ミストサウナ・スチームサウナ(低温高湿)

    フィンランド式ロウリュ対応可否

    必要に応じて「個室サウナ」や「メディテーションサウナ」も検討

    設計のポイント:

    天井の高さ:熱がこもりやすいよう 低め(2.1m前後) に

    座面の段数:上下で温度差を作り、利用者の好みに対応

    断熱・防湿性能:高い断熱材+アルミ箔付きシートなどで壁を構成

    内装材:高温・湿気に強い「ヒノキ」や「フィンランド産パイン」などを使用

    ③ 動線設計(導線が命)
    サウナ → 水風呂 → 外気浴 という「黄金ルート」がスムーズに移動できる配置に

    シャワー・洗い場の数、ロッカールームやパウダールームも重要

    導線上の「ストレスの少なさ」が顧客満足を左右します

    ④ 換気と空調
    サウナ内の酸素濃度・空気の流れは体感に直結

    自然換気と機械換気の両立を検討

    水風呂や外気浴スペースにも、季節による対策を(冬の風よけ、夏の直射日光など)

    ⑤ 水回りの工夫
    水風呂の水質管理(井戸水や軟水の導入、循環・非循環方式の選定)

    給排水計画とメンテナンス性を重視(排水の詰まり防止など)

    ⑥ 音・照明・香り
    間接照明+落ち着いたBGM or 無音環境

    アロマ水でのロウリュ演出も◎(演出の頻度・香りの種類にもこだわりを)

    ⑦ 法規・設備基準の確認
    公衆浴場法・消防法・建築基準法などに抵触しない設計

    衛生設備・換気量・温度管理などの規定あり(地域の保健所に要相談)

    ⑧ 将来的な運用を見据えて
    清掃・メンテナンスのしやすさ

    サウナストーブの出力や交換のしやすさ

    利用者の回転率、滞在時間、リピートしやすい設計など

    まとめ
    サウナ施設の設計では「熱・水・空気・動線」のバランスが極めて重要です。コンセプトやターゲットに合わせた空間づくりと、メンテナンス性・法令遵守をしっかり押さえることで、リピーターの多い快適な施設が実現します。

  • 吉田 昌弘 (デザイン) 2023-10-23 16:06:02.0投稿

    流儀

    電気容量や耐荷重、水道・ガスの引き込み容量、消防法に保健所申請、建築の用途変更など、、、挙げ出すと切りが無いくらいサウナ施設にはさまざまな条件が必要ですが、そこはプロにお任せすれば良いので、まずはどのようなサウナ施設が作りたいか!という思いを持ってスタートするのが一番大切だと思います。

  • 匿名さん 2023-03-14 16:27:37.0投稿

    流儀

    サウナ施設の新規開業をお考えとのこと、以下にサウナを作る上でのポイントや注意点をまとめてみました。

    1.空間の設計
    サウナは高温多湿な空間であり、十分な換気が必要です。サウナの設計においては、空気の循環や排気にも十分に配慮する必要があります。また、広さや高さについても適切なサイズを設定し、利用者の快適な空間を確保する必要があります。

    2.温度・湿度の管理
    サウナの温度は一般的に80℃以上、湿度は20%以下とされています。設備や機器によって、サウナ内の温度や湿度を管理する必要があります。また、サウナに入る前に十分な休憩スペースを設けることも忘れずに行いましょう。

    3.安全面の確保
    高温多湿なサウナは、利用者にとって健康被害が発生する可能性があります。施設内には、利用者の安全を確保するための措置が必要です。適切な消火設備の設置、十分な水分補給を促す施設の提供、利用者の健康状態確認などを行うことが重要です。

    4.清潔な環境の維持
    サウナ内は高温多湿なため、雑菌の繁殖が起こりやすい環境です。施設内の清潔な環境を維持するために、施設内の定期的な清掃や消毒を行うことが必要です。

    5.快適なサービスの提供
    サウナは、利用者がリラックスし、健康維持に役立つ施設です。利用者が快適に過ごせるように、アメニティやタオルの提供、音楽や映像の配信、飲料の販売など、サウナでの過ごし方を充実させるサービスの提供も大切です。

    以上が、サウナ施設を作る際に考慮すべきポイントや注意点になります。設計や施設の運営においては、利用者の安全と快適な空間づくりに最大限の配慮が必要

  • 匿名さん 2022-11-01 09:36:54.0投稿

    流儀

    かるまる池袋、おふろcafe、えごた湯など多くの温浴施設の施工を当社はお手伝いしてきました。

    テナントの場合、大切な点は3つ。

    1つ目は、電気容量です。
    例えば30坪規模であれば動力30~40KWは必要となります。これは飲食店の2倍相当です。

    2つ目は、躯体荷重の問題です。
    一般的な建物の㎡荷重は300kg/㎡ですが、水風呂などの荷重はそれを超える恐れがあります。

    3つ目は、消防法による2方向避難の確保です。
    基本的には小さなサウナ施設であってもこの規制を厳守しなければなりません。

    これらは、設計以前のチェック事項ですが、もし1つでもクリアできない施設の場合は温浴設計施工に精通した事業者に相談すると良いでしょう。解決する手段を持ち合わせていますから。

  • 匿名さん 2022-10-25 15:42:52.0投稿

    流儀

    これまでサウナ施設を3件デザインしました。サウナは薪ストーブの場合は関係ありませんが、電気と水をたくさん消費する施設です。そのため、テナント選びから知識のある方と一緒に選ばないといけません。また水風呂を設置する場合は設備がさらに複雑になります。消防検査も普通のテナントよりは厳しくなります。
    一般的な店舗よりは様々な面で難易度が高いため、実績のある業者と設計することをおすすめします。
    弊社は都内だけでなく日本全国で設計を行なっております。詳細内容は直接お気軽にご相談ください。

  • 大江 俊輔 2022-10-25 14:55:30.0投稿

    流儀

    サウナ施設はテナントの設備のスペックが全てと言っても過言ではありません。
    どれだけ優れたテナントでも設備環境が整っていないと成立しません。
    設備について具体的に申しますと、電気設備、給気・換気設備、空調設備、給排水設備などです。
    サウナ開業にあたり、建築基準法との整合性や保健所との擦り合わせが必須となります。
    プライベート用のサウナですとハードルは下がりますが、業務用となりますと一気にハードルが高くなります。
    テナントを契約される前に設計士(店舗デザイナーよりも、出来れば建築基準法を熟知している建築士の方が望ましい)や設備業者同伴のもと、現地調査は必須です。
    私も現在、サウナ施設案件が進行中ですが、事前調査を何回も行いました。
    現地調査→ラフプラン→保健所への確認→必要があれば修正→プランと言った流れとなりますでしょうか。

  • 太良隆宏 (デザイン) 2022-10-25 14:55:25.0投稿

    流儀

    公衆浴場法 と消防法 福祉のまちづくり法案
    新築の場合 水質汚濁防止法 浄化槽の申請等 設計の前に確認することが
    多岐に渡ります。常設で営業される場合は、プロにご相談ください。

  • 金山 大 (設計・監理) 2022-10-25 14:55:10.0投稿

    流儀

    株式会社スウィングの金山です。
    サウナのお問合せが増えており、プロジェクトもいくつか進んでいる中で思い当たるポイントをいくつかまとめまておきます。

    1.既設建物に引き込んでいる受電容量の調査
    電気式サウナは電気容量も大きいので、キュービクルが必要にあることがほとんど。その場合、コストもさることながら、そもそも設置場所があるかどうか、も重要なポイントになります

    2.保健所、消防署の事前協議
    施設には公衆浴場法がかかってきます。行政によってかなり指導内容が異なるので、計画をスタートするタイミングでしっかりと行政打合せをしておくことが必要です。計画のスケジュールにも大きく影響します。

    3.個室型、ポッド型、コミュニティ型など様々な施設があり、それそれエンドユーザーから求められるコンテンツが異なります。
    デザインだけでなく、マーケットの先読みや企画、施設建設にかかる費用なども入念に練って、投資と回収の計画を立ててください。

    4.サウナと合わせて、クールダウンする場所である、シャワー、水風呂、外気浴なども重要なコンテンツになりますので、既存施設をたくさん巡って検証されることをお勧めします。

    流行りすたりに流されることなく、地域の方々や訪れるユーザー様に長く愛される施設が増えることを願っています。


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