1. トップ
  2. デザイナーの流儀
  3. ヨガスタジオを開業する際、競合が多い場所・・・
デザイナーの流儀 〜店舗デザインのプロに聞きました〜

問い

注目 サービス店舗・施設向けFAQ

last update:2025-10-21 09:31:30.0

ヨガスタジオを開業する際、競合が多い場所でも通行人の目に留まり「入ってみたい」と思わせる外観デザインのポイントはありますか?

新規顧客の集客に繋がるファサードデザインの考え方や設計ポイント、また実際のデザイン事例についてお聞きしました。

  • 北沢 七瀬 2025-10-21 09:31:30.0投稿

    流儀

    競合が多い立地では、まず「清潔感」と「開放感」を意識した外観が重要です。
    大きな窓を設けるなどして内装の雰囲気を見せたり、木や植物を使ったナチュラルなデザインにすると、通行人が安心感を持ちやすくなります。
    また、夜間でも温かみのある照明で魅せると効果的です。
    他にも競合との区別化を図るには「コンセプトの見える外観」が大切となってきます。
    ターゲットに合わせたデザインを明確にし、通行人が「ここは他と違う」と感じるロゴやサインをシンプルで印象的に仕上げカラーアクセントを取り入れるのも効果的となってきます。

  • 金子 宗一郎 (デザイン・設計&施工) 2025-10-20 17:43:34.0投稿

    流儀

    競合が多いエリアでは、「派手さ」よりも**“世界観の一貫性”と“透明感”が鍵になります。
    通行人がわずか数秒で「雰囲気がいい」「自分に合いそう」と直感できる外観を意識しましょう。

    1. 外観で“世界観”を伝える

    ヨガのコンセプト(リラックス・リトリート・アクティブなど)に合わせ、色味・素材・照明を統一します。
    たとえば:

    リラックス系:木や石、リネンなどの自然素材+アースカラー

    アクティブ系:モノトーン+間接照明でスタイリッシュに

    女性向けリトリート系:くすみピンクやベージュ+植物やアーチ構造

    2. “中の空気感”を見せる設計

    完全に閉ざされた外観よりも、大きな窓やすりガラス越しに光が漏れるデザインが効果的です。
    「中で何をしているのか」「どんな人たちが通っているのか」が自然に伝わると、安心感と親近感が生まれます。

    3. 光と陰影の演出

    夕方以降は照明設計が外観の主役になります。
    柔らかな間接照明や、壁面を照らすライトアップで「通りすがりでも気持ちが整う」ような視覚体験をつくると印象に残ります。

    4. ロゴ・サインは“余白”を生かす

    看板を大きく出すより、空間の中で呼吸しているようなロゴ配置が効果的。
    余白を活かし、サイン自体が“静けさ”を感じさせることで、ブランドの品格が上がります。

    5. 季節感や香りの演出もプラス

    外に面した部分にドライフラワー、観葉植物、香りのディフューザーなどを置くと、
    「通り過ぎるだけで気持ちが整う空間」という印象を与えられます。

    デザイナーとしての結論
    “入りやすさ”とは、派手さではなく空気感で人を惹きつけること。
    外観を通して「ここに入る前から、少し整う」感覚を与えることができれば、競合が多くても自然と足が止まるスタジオになります。

自分に合ったデザイン会社が見つかる!

お店のイメージを登録するだけで、平均7社から提案が受けられます。