問い
last update:2026-07-24 10:08:17.0
調剤薬局を開業する際、内装工事費用や坪単価を抑えるコツはありますか?調剤室の工事費用や待合スペースのコストを抑えつつ、清潔感のある空間をつくるためのコストダウンの工夫が知りたいです。
調剤薬局の開業では、法令基準を満たす調剤室の設置が必要となります。予算内で基準をクリアし、患者さんに信頼される清潔感のある店舗をつくるためのポイントをプロにお聞きしました。
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流儀
調剤薬局ですと一般的な物販店や飲食店のように、競合他社とデザイン的に差別化を図る事に注力するより『清潔感』『親しみやすさ』『居心地の良さ』を最重要ポイントとして考えたいですね。
内装工事のコストダウンについて言えることは、とにかく造作工事を控える事ですね。もちろん必要最低限の間仕切壁などの造作工事は仕方ありませんが、装飾のための造作は抑え、壁はビニールクロス、床は長尺シートや塩ビタイルなど比較的安価な量産品の仕上げ材を用いてシンプルな内装を心掛けローコスト化を図ります。
また受付や接客などの対面カウンター、薬剤のストック棚などの什器はなるべく既製の規格品を活用し、オーダー(特注)での製作品を減らすよう努めます。
次に待合スペースですが、ソファーベンチを導入されている調剤薬局をよく見かけますが、様々な症状をお持ちの方々が集まる場所ですし、各々が適正な距離感を確保したいとお考えの方々も多いでしょうから、一人掛け椅子の導入を検討するのも良いと思います。
心情的にもソファーベンチの場合、お隣とは一人分空けて座りたいですし、そうなると席数稼働率は単純計算ですと半分になります。
一人掛け椅子の場合ですと、並べ方や配置の自由度も上がりスペース的な無駄とコストも抑えられます。また個人個人のパーソナルスペースを確保するという意味合いも兼ねて『居心地の良さ』にも繋がります。
最後にデザイン的な事をお書きします。もちろん個人的な感覚もありますが、内装のベースカラーは白色に近ければ近いほど『清潔感』は増します。ただ全てが白色ですと逆に怖いので他の色を組み合わせて『親しみやすさ』を演出します。
温かみのある暖色系や、ペールカラー、ビタミンカラーと呼ばれる、薄いピンク、薄いグリーン、薄いオレンジなど優しさを感じられる色味を組み合わせると良いと思います。
ただ間違いなく競合他社と被る色彩配色ですが、そこを気にして造作デザインや配色で差別化を図るより『親しみやすさ』や『居心地の良さ』で差別化を図る方が良いと思います。
デザインに凝りたい部分としては「店名ロゴ」「トレードマーク」「各所の案内POP看板」といったグラフィック関係の部分で、これらだけでも十分に『親しみやすさ』や『個性』を演出できると思います。
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