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飲食店の希望のデザインを実現! 内装づくりのポイントをプロがアドバイス

画像素材:PIXTA
飲食店を開業する際に、理想の内装デザインを何度もイメージする方も多いもの。しかし、実際の内装づくりでは、デザインだけでなく機能性や利便性にも気を配る必要があるため、注意が必要です。そこで今回は「デザイナーの流儀」に寄せられた店舗のデザインにまつわる5つの相談と、デザインのプロたちが導き出した解決策を紹介します。内装づくりの参考にしてみてください。

【1】厨房をオープンキッチンにしたい!

オープンキッチンを作りたい場合、内装設計やレイアウトを考えるうえで気を付けるべき点は、どのようなことなのでしょうか。

■スタッフの精神的負担に注意
オープンキッチンは客席から調理パフォーマンスが見えるため、お客様からも人気が高いです。しかし、スタッフ側は常に見られるため、ストレスの原因になってしまうことも。そのため、「目立たない場所でお客様から見えない死角をつくること」が必要となりそうです。

■動線や給排気にも気配りを
開放的な空間になるからこそ、空調も気になるところ。プロからは、「オープンキッチンで排気が弱いと店内に煙が蔓延する為、入念な給排気の計画が必要」という意見があります。

他にも「忙しい時間にごちゃついてしまったり、通路が狭くスタッフの動線がどうしても絡んでしまったりするなら隠した方が無難」「清潔さを保てるマテリアルや厨房設計が必要」という声が。動線や清潔感にも気を配るようにしましょう。

引用:飲食店の厨房をオープンキッチンにしようと考えています。どのような点に注意すればよいでしょうか?

【2】店外にテラス席を設けたい!

店外でテラス席を設けることは見栄えもよく集客にも繋がりますが、意外な注意点もあるようです。

■管理者、建築基準法、区の条例の確認が必要
デザインのプロが口をそろえて言うのが、管理者・ビルオーナーへの確認を必ず行うこと。「テラスを設置可能かどうかの承認」「照明や設備など設置可能なのかどうかの環境確認」「建築基準法や区の条例的にも問題がないかどうかの確認」などが必要になります。

法律については物件のオーナーが把握していない場合もあるため、「経験豊富なデザイナーと一緒に内覧を行い、意見を求めてみては」という意見もあります。

■天候や騒音に注意する
テラスは外の席であるからこそ、店内とは違ったことに気を配る必要があります。特に、「テラス内から見ての景色、騒音、陽の当たり方など」は、事前に確認しながら進めましょう。

また、「日差しが強すぎるときはテントや植栽も考え、逆に寒いテラスは外での温めかたを演出」といった、気候や立地に合わせた対応のほか、ゲストの声で苦情が出てしまう場合もあるため、近隣への配慮も大切といえそうです。

引用:店外にテラス席を設けたいと思っています。物件取得に際し、あらかじめ確認しておくことや注意するポイントはありますか?
画像素材:PIXTA

【3】複数階にまたがった飲食店を運営したい!

都内では特に、2階建てや3階建てなどで営業する店舗も珍しくありません。複数階にまたがって経営したい場合に、気を付けておくべきことはどのような点でしょうか。

■スタッフが使いやすい動線を確保する
複数階にまたがった店舗の場合、大切なのは店内の動線です。特に重要なのが、スタッフの移動がしやすいかどうか。プロからは、「出かけた際にいろいろなところの階段を実際に登り降りしてみて、段の高さや奥行きを調べてみては」という意見が挙げられています。自分の目で見て確かめた経験が、動きやすい内装づくりにも活かせるのではないでしょうか。

引用:複数階にまたがった飲食店の運営を検討しています。どのような点に注意すればよいでしょうか?

【4】ライブが可能な店舗にしたい!

ライブ可能な店舗にする場合、音響の配置や防音にも気を配る必要があります。音漏れを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。

■経験豊富なデザイナーに依頼しよう
ライブを可能にするには、防音設備が必須です。そのため、防音や防振等に関して経験豊富なデザイナーに依頼するのがベスト。「ノウハウがないと、音漏れを起こしてしまう」ということもあるため、デザイナーや内装会社選びには注意しましょう。

引用:ライブが可能な店舗を開業予定です。どのような点に注意して設計を考えればよいでしょうか?

【5】店内にキッズスペースを設けたい!

ファミリー層をターゲットにしている店舗では、キッズスペースを検討することもあるでしょう。スペースを作る際に押さえておきたいポイントはどんな点でしょうか。

■素材や仕上げに気を付けて、安全性を重視
小さな子どもが活用するスペースということもあり、使う素材には十分な注意が必要に。「怪我をしにくい素材で仕上げてあげることや 木部や固めの素材が使われる場合 出角(角)にはR面取りなどをして、子どもの手の届く範囲ではできる限り尖った部分をなくすような処理をしてあげることが大事」という意見が。

また、スタッフや親御様がすぐに確認できるよう、「死角を出来るだけ減らし、視認性の良いスペース」にすることも大切。安全性を重視したつくりにすることがポイントとなるようです。

引用:店内にキッズスペースを設けようと思います。設置する場合、注意すべき点はありますか?

飲食店の内装は想像以上に難しいもの。開業する際には、プロに一度相談してみることをおすすめします。

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