問い
last update:2025-05-23 16:15:37.0
ファサードが良いなと思う和のデザインの飲食店はありますか。具体的な店舗名と選んだ理由を併せて教えてください。
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入山 裕貴 2025-05-23 16:15:37.0投稿
流儀
■ 1. 【神楽坂 石かわ(東京・神楽坂)】
理由:
黒漆喰の壁に控えめな木製の引戸という構成で、余白の美を感じさせる。
照明の演出を極力控えることで、和の奥ゆかしさと「特別な空間」への期待感を生む。
外からは中が見えないつくりにより、非日常感とプライバシー性を両立。
■ 2. 【くろぎ(東京・本郷)】
理由:
建築家 隈研吾氏によるデザイン。和の要素である「格子」と「屋根庇」を現代的に解釈。
軽やかな木のフレームと竹のスクリーンが、自然光を取り込みながら柔らかな境界を生む。
素材・構成ともに日本建築の要素を昇華させており、新しい和のファサードとして秀逸。
■ 3. 【祇園 さゝ木(京都・祇園)】
理由:
町家の構えを生かした暖簾・格子戸のファサードが、伝統的な美意識を体現。
均整の取れた格子と控えめな看板により、格式のある和食店の信頼感を演出。
通りに馴染みつつも、きちんと「格式」を感じさせる抑制の効いたデザイン。
■ 4. 【茶懐石 鶴八(石川県・金沢)】
理由:
金沢の茶屋建築を踏襲したファサードで、土地性・風土性を感じさせる。
土壁と木製建具、格子に加え、雪見障子風の外観が四季の移ろいを引き込む構造。
和の中でも地域固有性を反映したファサードは、ブランディングにも非常に効果的。
■ 総評(デザイナー視点):
良い和のファサードとは、「引き算の美学」による設計がなされているもの。過度に主張せず、空間の中に“余韻”を持たせる構成が求められます。また、素材感・光の取り入れ方・格子の密度なども、和の趣を演出する上で極めて重要です。
必要であれば、これらの要素を取り入れたファサードデザイン案や外観パースの作成も承ります。お気軽にお申し付けください。 -
匿名さん 2020-12-17 09:45:59.0投稿
流儀
和のファサードにおける定義もあいまいですが、郊外型であれば奥行を感じさす深いアプローチはその先に広がる空間に期待を寄せるものとなります。
飲食店ではありませんが、長崎県の雲仙温泉にある「旅亭 半水盧」さんは広大な敷地に14室だけの数寄屋造りの客室をちりばめた贅沢な空間ですが、門越しに見るアプローチは高低差も相まみえ圧巻のファサードではないでしょうか。
市街地であれば古くより区画された歴史より京町屋等連格子に暖簾が印象的なファサードが日本らしさの象徴として美しいのではないでしょうか。
京都町屋の連格子を御覧になる機会が御座いましたら、一辺倒ではない様々な連格子がある事に驚かれる事と存じます。 -
流儀
京都「河道屋晦庵」です。
江戸時代の数奇屋造りの風情のある建物と、工夫された内装がそのまま保存維持されていて、まるでタイムスリップしたようなひとときを過ごせます。
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