| 坪単価(目安) | 36.0万円〜90.9万円/坪 |
|---|---|
| 坪単価(中央値) | 64.0万円/坪 |
| 坪数(中央値) | 15.0坪 |
| 坪単価(目安) | 25.0万円〜70.0万円/坪 |
|---|---|
| 坪単価(中央値) | 40.0万円/坪 |
| 坪数(中央値) | 12.5坪 |
流儀
飲食店の内装工事費を抑える方法
1. 居抜き物件を活用する
厨房設備・空調・排気ダクトなどがそのまま使えると、数百万円単位のコストカットが可能。
元の内装の状態が良ければ、補修+リメイクで十分な場合も。
2. 素材選びでコスト調整
本物のタイルや無垢材ではなく、塩ビシート・木目調クロス・擬似素材を使えば見た目は◎でコスト↓。
汚れが目立たない色や素材を選べば、長期的なメンテナンスコストも抑えられる。
3. デザインは「抜け感」と「アクセント」で勝負
全体を作り込まず、ワンポイントで印象的なデザインを入れることで費用を抑えつつ映える空間に。
例:壁の一面だけ塗装、天井の一部だけ化粧板など。
4. DIYできる部分は自分でやる
黒板塗装・照明の取り付け・棚板の設置など、簡単な内装作業は自力で可能。
オープン後も手直ししやすい部分は「DIY余地」を残しておくと◎。
5. 設備・家具の中古活用
厨房機器・テーブル・椅子・照明などはリースや中古市場を活用すると大きく削減可能。
特に製氷機や冷蔵庫などは中古でも問題ないことが多いです。
6. 工事範囲の見直し
客席だけでなく、バックヤードやトイレなどの仕上げを簡易にするだけで全体コストが変わります。
例:厨房はモルタル仕上げ、トイレは最低限の設備に。
7. 信頼できる施工業者を選ぶ
相見積もり(3社以上)を取って、**「安さ」だけでなく「透明性」と「提案力」**を見極める。
工事の内容を細かく分解してもらい、省ける工程を相談。
8. 開業時は最小限→徐々にグレードアップ
初期投資を抑え、売上が安定してから追加施工や内装変更を行うのも有効な戦略。
成功事例:壁のペイントやインテリア装飾は後回しにしてオープン。
まとめ:コストダウン=妥協ではない!
お客様にとっての「印象ポイント」と「滞在快適性」は残しつつ、
見えない・使われにくい部分をうまく簡素化するのがコツ。
流儀
計画物件がどのような状態なのかを写真(できれば既存図)を用意して、空調(エアコン等)が古いかどうか、給湯の年式がいつかなど、交換の有無を確認すると良いと思います。また厨房設備を施工店入れにするか、ご自身で新品もしくは中古を手配するかで価格は大きく変わると思います。
流儀
以下の7つのポイントを意識することで、内装工事のトラブルや後悔を防ぐことができます。
① 目的・コンセプトを明確に伝える
「誰に」「何を」「どんな雰囲気で」提供したいかを整理し、設計者や施工業者と共有してください。曖昧なままだとデザインや動線計画がブレて、費用や時間が余計にかかる原因になります。
② 厨房・客席の動線と収支バランスを意識する
おしゃれさだけでなく、スタッフとお客様双方の動線効率、収容可能な席数と売上計画との整合性も重視してください。
厨房設備の配置も将来的なメニュー展開を見越して設計しましょう。
③ スケジュールと各工程の確認
工期や設計・施工の各フェーズで「いつ」「何を」決めるか明確にしておきましょう。
とくに保健所の申請・検査スケジュールや設備の納期などは初期段階で確認しておくことが重要です。
④ 見積の内訳と変更時のルールを明確に
「何にいくらかかっているのか」「追加費用が発生した場合のルールはどうするのか」を事前に合意しておくと、トラブルを避けられます。
⑤ 複数社から見積をとり比較検討する
金額だけでなく、提案力・飲食店実績・アフターフォロー体制も確認しましょう。
特に施工会社が飲食店舗の経験に乏しいと、厨房設備や換気、消防対応に不備が出やすくなります。
⑥ 法令・規制への対応
内装設計が保健所・消防署の基準に適合しているかは重要です。
厨房床の防水・防滑処理、換気設備、排煙・避難経路などの確認は業者任せにせず、自身でも概要を把握しておくと安心です。
⑦ コミュニケーションの記録を残す
打ち合わせ内容は口頭ではなく、必ずメールや議事録で記録に残しましょう。
誤解・行き違いを防ぎ、万が一の際の証拠としても機能します。
流儀
飲食店舗は年間80店舗以上施工している実績がございます。飲食店舗でも業種が様々ですが、あえて一つ上げるとしますと匂い(排気)が近隣トラブルになる大きな原因ですので、マンションや集合ビルでの開業時は排気の出す方向や、集塵機・消臭器といった装置も追加検討していくと費用は掛かりますが、ストレスの掛からない運営ができるかと思います。
費用にして集塵機は材工50万程度、消臭器は材工30万程度になります。ご参考にしていただけますと幸いです。
関連情報
バーを手がけた内装・デザイン会社一覧