| 坪単価(目安) | 22.2万円〜57.1万円/坪 |
|---|---|
| 坪単価(中央値) | 40.0万円/坪 |
| 坪数(中央値) | 20.0坪 |
| 坪単価(目安) | 20.9万円〜55.0万円/坪 |
|---|---|
| 坪単価(中央値) | 36.0万円/坪 |
| 坪数(中央値) | 18.0坪 |
流儀
予算的にコストダウンをお考えの場合は、設備機器としては大型ボイラーではなく給湯器タイプに変換するとか、シャンプー台とカット台が一つに合わさったコンパクトタイプの機器が最近販売されているのでスペースの有効活用になり、必要最低限の範囲での工事に繋がり工事単価のコストダウンにも繋がるかと思います。またスケルトンの場合は古い天井部などの現状の天井及び壁をそのまま活用したりします。逆手に取ったデザイン手法で朽ち果てた感のビンテージ風を醸し出したりしてみてはどうでしょうか。
流儀
① 居抜き物件を活用する
前テナントの設備や内装が残っている“居抜き物件”は、工事費を大きく抑えられる可能性があります。
特に、美容室でよく使われる水回り・給排水・電気容量などがそのまま使えるケースも多く、初期費用を下げる効果が非常に高いです。
② スケルトンでも「既存利用」でコストカットできる場合があります
スケルトン物件はゼロから作り込むため費用が高くなるイメージがありますが、
・天井をあえて仕上げず躯体現しにする
・床の仕上げをシンプルにする
・既存の壁を活かす
など、既存を活かしたデザインを採用すると、コストを抑えつつデザイン性を高めることも可能です。
③ シャンプー台選びで設備工事費が大きく変わる
シャンプー台の種類によっては、床上げ工事が不要になるタイプがあります。
床上げをしないだけで工事ボリュームが減り、全体の費用削減につながります。
「どの設備を選ぶか」で工事費が変わるため、早めにご相談いただくと最適なご提案ができます。
④ エアコンをサブスク(リース)で導入し、初期投資を抑える
店舗用エアコンは初期費用が大きくなりがちですが、リース・サブスクを利用すると導入時の負担を軽減できます。
月額に分散されるため、開業時のキャッシュフローを安定させたい方に人気の方法です。
⑤ 2F・3Fなどの“非路面店”を選ぶ
路面店はファサード(外装)工事が必要になるケースが多いため、どうしても費用が上がります。
その点、2F・3Fなどの上階は外装工事が少なく、家賃も比較的安いため、トータルコストを抑えたい方におすすめです。
まとめ
費用を抑えるためのポイントは、
「物件選び」×「設備選定」×「デザインの優先順位付け」 の3つです。
どこにお金をかけ、どこを削るべきかは、美容室のコンセプトや営業スタイルによっても変わります。
お客様の理想のイメージとご予算に寄り添いながら、最適なプランをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
流儀
美容室の内装工事などの見積もりを依頼する前に準備しておくべきことは、施工会社に正確で効率的な見積もりを出してもらうためにとても重要です。以下に、見積もり前に準備しておくべきポイントを目的別に整理してご案内します。
1. 店舗の基本情報を整理しておく
✅ 物件の概要
住所・階数・面積(坪数・m²)
用途地域(ビルの使用制限がある場合もある)
天井高・梁の位置
建物の構造(RC造、木造など)
給排水・電気・ガスの引き込み状況
※可能であれば、不動産会社からもらった図面(平面図・寸法入り)を準備
2. 希望する美容室の仕様を明確にする
✅ 店舗コンセプトと規模
コンセプト(ナチュラル/モダン/高級志向など)
スタッフ人数
セット面の数
シャンプー台の数と種類(バックシャンプー or サイドシャンプー)
個室の有無
受付・待合・バックヤードの構成希望
3. 導入する設備・機器の情報
セット椅子やミラー台などの数と寸法(お持ち込みか新規購入か)
シャンプー台の機種(品番やメーカーが決まっていれば)
給湯器の有無と種類(ガス式/電気式)
エアコンの有無(再利用 or 新設)
4. 予算感とスケジュールの共有
総予算の目安(例:300万円以内など)
内訳イメージ(内装・設備・什器など)
希望のオープン日
施工可能な期間(ビルの工事可能時間帯や曜日も含め)
5. 依頼先に渡す資料の準備
現況図(あればベスト)
参考になるイメージ写真やデザイン例(PinterestやInstagramなど)
希望レイアウトのラフスケッチ(手書きでも可)
6. テナントのルール確認
管理会社やビル側の「施工ルール」「原状回復条件」「工事可能時間」など
共有部の使用制限(例:看板設置、ダクト工事の可否など)
7. できれば複数社へ見積もり依頼をする準備
同条件で見積もりを出してもらうことで、価格や提案内容の比較が可能
施工会社によっては「設計費」「管理費」「解体費」の考え方に差があるため、費目の見せ方にも注意
🔍補足アドバイス
見積もり段階であっても、ある程度「どうしたいか」を伝えられると、コストに関する適切な提案がもらえます。
逆に、「丸投げ」状態で依頼すると、不確定要素が多く余裕をもたせた高めの見積もりになる傾向があります。
必要であれば、実際に使える「見積もり依頼チェックリスト」や「簡易ヒアリングシート」のテンプレートもご用意できますので、お気軽にお申し付けください。
流儀
費用感のすり合わせ。完成イメージのすり合わせ。スケジュールの確認。図面やスケッチ、写真を用いた詳細な打合せ。契約内容の確認。でしょうか。
図面やスケッチ、写真を用いた確認は設計者がいない場合はなかなか難易度が高い場合が多いです。
流儀
【内装工事で失敗しないために注意すべきこと】
<コストについて>
同じ㎡数、業態であっても、物件によってかかるコストが大きく異なるため、物件契約前に各条件を確認されることをおすすめ致します。
・設備
デザイン事務所にて現調を行い想定される設備工事の内容と費用を確認。
・工事区分
デベロッパー及びビルオーナーに予め確認。
商業施設の場合、工事内容によってはデベロッパーが指定する業者様の工事が必要になります。こちらは施主指定の業者様よりも割高なため注意。
・原状回復範囲
お店をつくる時だけでなく、万が一退店せざるを得ない場合のことも考え、退店時に壁や天井をどのような状態に戻す必要があるのか(原状回復の範囲)によって費用が変わります。
<使い勝手>
同じ業態の多店舗展開の場合は既存店の問題点を予め洗い出しておくことをおすすめ致します。
必要な収納量を把握しておくことも大切です。
<仕上げ>
実際に使用する材料のサンプルを確認されることをおすすめ致します。
デザイナーと一緒にショールームや家具・照明を見に行くことでイメージの共有ができ完成時イメージの相違がなくなります。