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デザイナーの流儀 〜店舗デザインのプロに聞きました〜

問い

飲食店舗向けFAQ

last update:2025-04-22 13:58:15.0

店舗出店に当たり、マンション1階への出店を考えています。メリット・デメリットはどのような点になりますでしょうか?

マンションへの出店は店舗の上階や近隣に住民がいるという点で、ほかの飲食店開業とは違う状況にあります。
出店時のメリット・デメリット、注意すべきに点ついて店舗デザイナーにご回答いただきました。

  • 入山 裕貴 2025-04-22 13:58:15.0投稿

    流儀

    マンション1階への飲食店舗の出店には、集客面や利便性などのメリットがある一方で、住民との関係や設備面での課題も存在します。以下に主なメリットとデメリットをまとめました。



    ✅ メリット

    1. 高い視認性と集客力

    1階の路面店は通行人や車からの視認性が高く、自然な集客が期待できます。特に駅近や人通りの多い立地では、看板や外観の工夫によってさらに集客効果が高まります。

    2. 搬入・搬出の利便性

    地上階であるため、食材や備品の搬入・搬出がスムーズに行えます。エレベーターや階段を使用する必要がないため、業務効率の向上が期待できます。

    3. 上階住民の利用促進

    同じ建物内の住民が気軽に利用できるため、常連客やコミュニティの形成につながる可能性があります。住民向けの特典やサービスを提供することで、リピーターの獲得が期待できます。 



    ⚠️ デメリットと注意点

    1. 騒音・臭気・害虫のリスク

    調理による音や臭いが上階に伝わり、住民からのクレームにつながることがあります。また、飲食店特有の生ゴミなどにより、ゴキブリやネズミなどの害虫が発生するリスクもあります。 

    2. 賃料が高額

    1階の路面店は視認性や利便性が高いため、賃料が他の階に比べて高く設定される傾向があります。初期投資やランニングコストの増加を考慮する必要があります。 

    3. マンション規約や管理組合との調整

    マンションによっては、飲食店の営業に関する制限(営業時間、アルコール提供の可否など)がある場合があります。事前に賃貸契約や管理規約を確認し、必要に応じて管理組合との協議が必要です。



    ✅ 出店時のポイント
    • 契約内容の確認:賃貸契約やマンションの管理規約を詳細に確認し、営業に支障がないかを確認します。
    • 住民との良好な関係構築:開業前から住民への挨拶や説明を行い、理解と協力を得ることが重要です。
    • 設備の整備:換気設備や防音対策を適切に行い、住環境への影響を最小限に抑える工夫が求められます。



    マンション1階への飲食店出店は、立地や集客面でのメリットが大きい反面、住民との関係や設備面での課題も伴います。事前の準備と配慮を十分に行い、円滑な店舗運営を目指しましょう。

  • 匿名さん 2024-02-09 16:45:42.0投稿

    流儀

    まずメリットとして、マンション1階は通行人の多い通りに面していることが一般的であるため、同マンション内の住民だけでなく通りからの来客も期待できます。店舗の業種によりますが、日常的な利用が見込まれる場合には安定した顧客層を確保できるでしょう。

    しかし、騒音やにおいの問題には注意が必要です。地域や自治体によっては時間帯や騒音に関する法規制が厳しく、営業時間等に制約が設けられることもあります。料理の提供がある場合、換気設備を検討する際には料理や排気のにおいが近隣住民の生活環境に影響を及ぼさないよう十分に配慮する必要があります。
    また、マンションの周辺は駐車スペースが限られている可能性があるため、車で来店されるお客様に対して何らかの措置を取らなければなりません。

    これらのデメリットを最小限に抑えるため、店舗出店の際には徹底した事前調査等を行います。

  • 荒井 マモル (インテリアプランナー・開業アドバイザー) 2022-01-24 13:34:51.0投稿

    流儀

    マンション1階への出店のメリット・デメリットですが、業種業態にもよりますが、下記の様な事が考えられるかと思います。
    <メリット>
    ・ 1階ですので立地的集客力がある。
    ・ 歩道若しくは車道から視認性が良い。
    ・ 搬出入など並行移動で楽。
    ・ マンションの上階の住人の方がお店を利用してもらえる可能性が高い。
    ・ 比較的天高が高く取れるケースが多い。

    <デメリット>
    ・ テナント物件の場合、上層階に比べ家賃が高額。
    ・ 洪水などの際に被害に遭う可能性がある。
    ・ 飲食店などの場合、臭いがクレームとなる事がある。

    他にもあるかと思いますが主立っては上記の様な事が考えられるかと思います。




    ご参考になれば幸いです。

  • 匿名さん 2020-12-09 09:57:49.0投稿

    流儀

    一見上層階の住民を顧客としやすく良い印象はありますが、飲食店舗である以上匂いや音、ゴキブリ等の害虫も住民からのクレームに繋がりやすく、近隣対策費を一定に見込む必要があります。

  • 匿名さん 2020-11-02 09:46:00.0投稿

    流儀

    こんにちわ。 
    最大のメリットは、そのマンションの住人の方が利用してくれることでしょうか。マンションによっては建物自体が道路からセットバックしていることもあるのでちょっとした駐車スペースや外部空間として使える可能性もあるのではないでしょうか。

    逆にデメリットは「匂い」です。出店される店舗にも寄りますが、匂いは上に上がりますので匂いの強い飲食店などはしっかりと対策を取っておかないと住人とのトラブルになります。
    その他には騒音もトラブルのもとになります。周りの環境にも寄りますが、周りにもお店があるようなところであればそこまで問題にならないと思います。
    ご参考になれば。

  • 吉田 昌弘 (デザイン) 2020-08-03 16:19:40.0投稿

    流儀

    1階はやはり高い家賃に見合う集客力があり、その点はメリットだと思います。デメリットは商業ビルではない分、他のテナントとの相乗効果で集客が広がらないことだと思います。

  • 島本 亮介 (設計デザイン・施工監理) 2019-10-28 12:01:48.0投稿

    流儀

    メリット
    集客性という観点から言わせていただけると、視認性が高いとう点が最大のメリットだと考えられます。飲食店という業態は、固定客を増やす事も重要ですが、一見様などの新規顧客をいかに拡大させていくかが最大の課題であると考えるからです。

    デメリット
    設備面で挙げさせていただければ、厨房の給排気に関してです。厨房排気を天外で処理をする際に、近隣状況次第では建物の屋上部まで排気ダクトを設置し、屋上で排気を開放する必要性があります。コストの面を考えた場合、どの場所に厨房排気を排出するかを確認する事が重要となります。

  • 匿名さん 2019-10-08 11:44:19.0投稿

    流儀

    出店される建物がマンションであってもテナントビルであろうと、建物の建つ地域や大きさなどによって様々な規制があり、メリットもデメリットも異なります。
    先ずは、そのマンションの規約や条件を確認することが先決です。

  • 匿名さん 2019-10-07 16:01:25.0投稿

    流儀

    マンション1階への出店のデメリットとメリットは下記の通りです。

    デメリット~1. 臭気
    屋上まで通じているメイン・ダクトがマンション側で設置してあれば問題は解決です。しかし、通例としては設置してないケースの方が多いようです。そうなると、マンションの側面とか背面に直接排気ということになります。直接排気をした場合は、マンションの上階、隣接建物から臭いについてのクレームが出る可能性は大です。かといって外部に屋上までのダクトを設置しなくてはならないということになれば、建物の階層にもよりますが、大きな費用がかかってしまうということになります。解決方法としては排気に消臭、消煙装置を設置する方法があります。また業態選択でも強い臭いが出る業態は避けた方が無難です。

    デメリット~2. 音の問題
    静かにBGМを流す程度でしたら、さして問題にはならないと思いますが、できればスピーカーは天井に埋込まず、天井を張った下に設置すれば、2階に音が漏れるといったことは防げます。なを、深夜も営業するのであれば天井には遮音シートを張るべきです。

    デメリット~3 テラス席の喫煙
    禁煙が常識になりつつある現代で、飲食店も禁煙傾向が常識になりつつあります。よくあるのは店内は禁煙にし、テラス席は喫煙可にしている例ですが、マンションの場合は、それにさえクレームがつく時代です。コンビニなども外部に喫煙させるスペースを設けているという例がありますが、どんどん撤去されているのが現実です。それでも喫煙させたいという場合は、店内に喫煙スペースを設けるか、喫煙席を設ける必要があります。

    デメリット~4 
    これは経営上のデメリットになりますが、マンョン地域(住宅街)の場合は、近辺の主婦達をパートに雇用することになります。しかしあまりにも近くの人を雇用すると、いいにつけ悪いにつけ、店の内情が近辺に知れ渡ってしまいます。
    いい「噂」なら歓迎なのですが、悪い「噂」だど、店の営業に支障が出てしまいます。したがって、1駅以上は離れた人達を雇用することをお薦めします。

    メリット
    マンション地域(住宅街)の場合は、ビジネス地域のように特定の時間にお客様が集中することはありません。したがって効率よく1日営業ができます。そして、フルタイムで営業する店は、14時~17時の時間帯の利用客を増やす必要があります。この時間の主たる客層が主婦になりますので、女性客に支持してもらうための店づくりが必要になります。例えば、ゆとりのある椅子やテーブル、清潔維持が保たれる客席やトイレ、繊細な色使いといったことを意識しなくてはなりません。

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