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デザイナーの流儀 〜店舗デザインのプロに聞きました〜

問い

物販・アパレル店舗向けFAQ

last update:2025-05-29 18:28:11.0

物販店を営業しております。客単価が低く、単価アップができるようにリニューアル改装を検討しております。その際にどのようなポイントを工夫すればよいでしょうか?

単価UPや新規顧客獲得の為、改装・リニューアルをする店舗が多くあります。
クライアントの収益増加に繋がるような工夫の仕方やリニューアル時の注意点について
メリット・デメリットについて回答して頂きました。

  • 寺島 彰吾 2025-05-29 18:28:11.0投稿

    流儀

    物販店のリニューアルで客単価アップを目指す際には、以下のような「空間」「導線」「商品演出」「サービス」の工夫が効果的です。

    ■ リニューアル時に工夫すべきポイント
    1. 高単価商品が映える空間演出
    高級感・世界観のある内装にすることで、商品の「価値感」を引き上げ、価格への納得感を生み出します。

    素材の質感(木、石、金属)や照明(間接照明、スポットライト)で高級感を演出。

    陳列棚や什器も安価に見えない設計に。

    2. 導線設計による“ついで買い”の促進
    客が自然に多くの商品に接触できる回遊性の高い導線を設計。

    動線の途中に「おすすめ商品」や「セット買い」コーナーを配置。

    レジ前に小物やセット商品を配置してアップセルを狙う。

    3. セット提案・コーディネート売り
    商品を単体で売るのではなく、**セット提案(3点購入で割引など)**やコーディネート提案でまとめ買いを誘導。

    例:アパレルなら「マネキン1体=1スタイル」の見せ方を充実。

    4. 体験・サービスの導入
    単なる商品販売ではなく、接客・体験型の導入で価値提供を強化。

    例:アロマ雑貨店 → 香り体験スペース

    例:アパレル → スタイリストによる提案接客

    商品知識に詳しいスタッフの配置も、価格の納得感を高めます。

    5. “限定感”や“ストーリー性”の訴求
    限定商品、季節限定コレクションなどで希少性や非日常性を演出。

    商品にストーリーや背景を持たせ、価格以上の魅力を感じさせる(作り手紹介、素材のこだわりなど)。

    ■ 参考:リニューアルにおける注意点
    既存顧客層の離脱防止:価格帯やブランドイメージの大幅変更には注意。

    リニューアルの告知と演出:既存顧客に向けた“招待制プレオープン”などで関心を引き継ぐと効果的です。

    ご希望であれば、改装プランの具体提案(イメージ図付き)や施工会社の選定ポイントもご提案可能です。お気軽にお申し付けください。

  • 入山 裕貴 2025-05-16 16:55:26.0投稿

    流儀

    客単価アップを狙う改装の主なポイント
    ① 商品単価の“見せ方”を変える
    高価格帯商品を入口や中央に配置
     →「価値ある商品が揃っている店」という印象を与え、低価格品だけで構成されているイメージを払拭します。

    照明や什器で高級感を演出
     → スポットライトで商品を強調、ガラスや木製什器で上質な印象を与えると価格に納得感を持たせやすくなります。

    ② クロスセル・セット購入を促す導線設計
    カテゴリー連動型の陳列に改装
     例:アパレルなら「トップスの近くにボトムス」「バッグの近くに財布」などの組み合わせ。

    回遊導線を作る
     → 店内を1周したくなるような動線にし、複数商品に接触する時間を確保。

    ③ 顧客の滞在時間を伸ばす空間演出
    鏡・試着室・ベンチ・ドリンク設置などの快適性アップ
     → 滞在時間が延びることで商品との接触機会が増え、購入率と点数アップにつながります。

    ④ ブランド・世界観の明確化
    「この店のコンセプトは何か?」を内装で明示することで、ファン化とリピート率を促進。
     → 例:ナチュラル・モード・北欧・韓国風など、テイストを統一。

    ⑤ 価格以外の価値を訴求するPOP・サイネージ
    ストーリー性ある商品説明、素材や作りのこだわりを伝えると「価格=価値」と納得してもらいやすくなります。

    🛠 改装時の注意点
    改装前に**ABC分析(売上構成比の高い商品)**を行い、重点強化商品を把握しましょう。

    改装後にスタッフが説明しやすい導線・陳列にすることで、販売力の底上げにもつながります。

  • 匿名さん 2022-06-02 16:07:28.0投稿

    流儀

    空間の素材を削ぎ落とす事で自然と商品に視線を誘導する事を意識したデザインが無難です。
    ポップ広告などを入れたり、空間にゆとりがなく情報量が多くなるとチープな印象を与えてしまう事があります。

  • 荒井 マモル (インテリアプランナー・開業アドバイザー) 2021-12-17 13:31:57.0投稿

    流儀

    客単価をアップできるようなポイントですが、いくつか方法はあるかと思います。 まず、考え方といたしまして お客様は何に対してお金を払うのかを考えると、お客様ご自身が商品やサービスを手にした時に、心がどれだけ満たされるかでそれ相応の対価を支払ってもお得と感じられるかどうかだと思います。 そのお得と思える様な「商品」・「サービス」や「内装」(お店全体の雰囲気)や「接客」などがあると思います。 その中で我々が大きく関わる内装ですが、客単価に見合うグレードを考えます。使う素材だったりデザインだったりを考慮してプランをさせて頂きます。

    今回の「問い」で現在の客単価より単価アップをお望みという事で、まずどんな方に来店してほしいか?や客単価をいくらに設定するか? お店の目指すグレードはどの辺りか?などを決めて頂けると良いかと思います。

    上記に申し上げた様な事を総合的に計画して、お店全体でまとまっていくと自ずとターゲットのお客様が足を運んでくれる様になっていくと考えます。



    ご参考になれば幸いです。

  • 匿名さん 2020-12-15 09:42:09.0投稿

    流儀

    物販商品にもよりますので一般的な回答となりますが、売りたい主力商品とコンビニのレジ周り商品の様についで買いをお勧めする商品を選択いただき、レイアウトによるお客様導線を作り直す事ではないでしょうか。
    陳列棚の充実ではなくお客様の背面空間に広がりがあれば、お客様は商品を手に取りにくい心理状態となります。
    高級感とは逆転の発想ですが、密な店舗レイアウトがコンシュマー商品を販売される物販店舗では効果が高いように捉えております。

  • 匿名さん 2018-03-30 12:44:58.0投稿

    流儀

    内装は最小限、シンプルなデザインとすることでプレミアム感を出すことが良いと思います。アクセントで一部分にお金をかけるのはありだと思います。物販店の世界観を引き出すことが手掛かりになると考えます。

  • 永田 武 (デザイナー) 2018-02-22 19:05:02.0投稿

    流儀

    客単価をあげるにはやはりイメージアップでしょう。照明計画を主軸においた改装を考えればいいのではないでしょうか。そして商品の陳列の仕方が重要でしょう。

  • 匿名さん 2017-12-07 13:58:12.0投稿

    流儀

    物販店を行うで単に内装の改装のみでは売り上げアップにはつながりにくいと思います。現状での見直す点としては商品構成等ももちろんですが、販売場所の再検討も視野に入れていただけると良いです。
    立地が良い所でお客様の目に一番に触れる外構やアプローチに力を入れるとより一層の収益が望めるのではないかと思います。

  • 石本輝旭 (建築家&インテリアデザイナー) 2017-09-19 10:59:02.0投稿

    流儀

    客単価が低い状態からインテリアデザインだけで客単価を上げようと思うと難しいので、どのくらいの単価設定にしていくのかを考え、マーケット調査をしたのちにブランディング強化をした方がいいと思います。
    ブランド力で単価は上がるのでそこを固めたうえでのインテリアデザインが良いかと思います。

  • 吉田 昌弘 (デザイン) 2017-08-29 17:32:06.0投稿

    流儀

    壁面材・床材・天井材・什器デザイン・レイアウト・popデザイン等、リデザインの必要なものは多岐に渡りますが、最も効果が高いのは照明計画だと思います。

  • 匿名さん 2017-07-03 09:06:31.0投稿

    流儀

    客単価が安い場合、坪効率を上げないと駄目なので商品ボリュームを出さないと難しいと思います。

    ボリュームを出したくない場合や商品の種類がない場合は、お客様に魅力を感じさせる内装にしないと駄目だと思います。細かい商品を増やした方が、坪効率は上がりますが、大きい物の方が目立つので考え方の変化で工夫もできるかもですね。

  • 匿名さん 2017-06-26 07:46:02.0投稿

    流儀

    これは商材が何なのか、扱っている商品の価格帯の幅がどれくらいあるのか、立地や客層的にギフト需要が強いのか個人消費が強いのか、などの要素によって工夫するポイントが変わってきます。

    まぁ、よくある手としては客単価アップの為には買い回り動線を整理して商品との接触頻度をあげること、レジ前などの滞留時間のあるところにプラス一品の買いやすい商品を揃えること、ギフトセット提案などの選ぶわずらわしさを排除したセットものを用意すること、これらが基本的な施作ですね。

    でも、上記はある意味では付け焼き刃な対症療法的な選択でもあります。

    そもそもの商品のオリジナリティが低かったり、ネット通販等でさらに安価に売られている場合、今後長い目でみると商品自体をみなおさないと上記の工夫だけで売上げを維持していくのは難しいでしょう。

    現状、アパレル業界は斜陽の業界になりつつあります。食物販は地の利と日常消費という武器がありますが、生ものではない物販に関しては店舗コストをかけない直販にはどうあっても値段では勝てません。

    それでも実店舗が必要だと思えるような、そんな体験をさせてくれる場所づくりを求められていると言えるでしょう。

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