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デザイナーの流儀 〜店舗デザインのプロに聞きました〜

問い

店舗デザイナーの考え

last update:2025/5/23

木を用いた店舗デザインで良いなと思う店舗や施設などはありますか?選んだ理由と併せて教えてください。

今回は出展者の皆様から多くご要望をいただく、木を用いた店舗デザインの参考例について、店舗デザイナーの皆様にお聞きしました。

  • 寺島 彰吾 2025/5/23投稿

    流儀

    以下に、木を用いた店舗デザインで特に印象的だと思われる事例と、その理由を挙げます。デザイナーや設計者の視点から、素材の特性や空間体験の観点で評価します。

    ■ 1. 星野リゾート 界 松本(長野)
    理由:

    地元の木材を使用し、信州らしい温もりと格式を両立。

    ロビーや客室の天井梁にあらわし構造を見せることで、木の「強さ」と「やさしさ」の両面を演出。

    和の要素を残しつつモダンに再構築した空間構成。

    ■ 2. カフェ・キツネ 青山(東京)
    理由:

    ヴィンテージ感のある木材を全面的に使い、ブランドイメージに合った落ち着いた雰囲気を実現。

    木の経年変化と共に空間の表情が豊かになる設計。

    フランスと日本の文化を融合させたデザインコンセプトを、木という素材で統一。

    ■ 3. IKEA原宿
    理由:

    商業施設としては珍しく、国産木材(スギ)をふんだんに使用。

    サステナブル建材としての木の使い方を大規模空間で示した好例。

    都市型建築において木のぬくもりを感じさせる、現代的木造建築の一形態。

    ■ 4. 茅乃舎(かやのや) 久原本家(福岡本店)
    理由:

    古民家を再構築し、木材の経年美と発酵文化をリンクさせた空間演出。

    低照度+木質内装により、商品のストーリー性と空間の世界観が一致。

    天井・床・什器まで徹底した木素材のトーンマネジメント。

    ■ 総評
    木を用いた店舗デザインの魅力は、「時間と共に空間が育つ」点にあります。また、触感や音響、香りといった非視覚的要素にも深く作用する素材です。
    そのため、単に内装材としてではなく「空間体験の主役」として扱うことが、良い木材デザインの鍵となります。

  • 匿名さん 2023/8/9投稿

    流儀

    『岐阜市立中央図書館』で、設計は伊藤豊雄氏です。
    近未来的なデザインでありながら、どこまでも連続する木製格子天井は心地よく、どこか懐かしさも感じることができます。

  • 匿名さん 2021/1/19投稿

    流儀

    木を用いた店舗で良いものは、古民家をうまく利用したお店です。例えば湘南の熊沢酒造さんや茂原のもんしちさんなどは古民家をうまく利用したお店の良い例かと思います。木を使うという時に、木を加工する事がメインとなりますが、やはり自然に使用されているモノには勝てない印象があります。特に古民家の柱や梁は100年前の大工が一本一本手作業で削り出した彫刻のような強さがあります。

  • 匿名さん 2020/12/14投稿

    流儀

    施工に携わった者として具体的な名称の記載は控えさせて頂きますが、近年木製建造物はビルに至るまで幅広く取り入れられておりますが、昨年から本年に掛けてオープンした京都市内の外資系ラグジュアリーホテル群や既存のラグジュアリーホテル大規模改装に伴い、タモ材を大量に用いた建築が集中しております。
    またホテル内でのチャペルは京都デザイン賞2020の対象にも輝き、木組みの美しさでは近年では最高傑作ではないでしょうか。

  • 匿名さん 2020/11/30投稿

    流儀

    鉄骨の上に木を貼ったり、必然性もないのに木を多用したり、表面的に木を使っただけのデザインには惹かれませんが、子どもの頃に木に登って遊んだ楽しさを思い出させてくれたり、木陰で昼寝をした時の気持ち良さを思い出させてくれたりする店に入ると、思わずニヤリとしてしまいます。
    そういう意味で好きな店は、
    原宿に昔あったツリーハウスの「HIDEWAY」
    ニセコの「JoJo's Cafe&Bar」


  • 匿名さん 2019/2/27投稿

    流儀

    ラ・コリーナ たねやビレッジ。
    【藤森照信設計】

    この設計者にしかできないデザイン。
    愛着を持てる、圧倒的な存在感。

    土地に根ざした素材を使い、その知識を惜しみなく活用し、加えて施主や地元の方々を巻き込んでの施工姿勢など、プロセスにおいても簡単に真似のできる設計スタイルではありません。
    きっとそういった時間も含めて作り上げられた空間だからこそ多くに人に感動ももたらすのだと思います。

  • 匿名さん 2019/2/25投稿

    流儀

    他の方も仰っていますが、隈研吾氏の作品は木を大胆に使用しております。
    最新作で隈研吾氏の作品で印象に残っているのは北海道屈斜路湖にある「WE HOTEL TOYA」です。
    自然の素材が、見事なデザインで、ダイナミックな生地との調和によって空間自体がアート作品のようになっております。
    大自然の中、素晴らしい空間現代的な視点で表現された「和」を表現した空間となっており、同業の設計者から見ても素晴らしい作品ともいえるので選定させて頂きました。

  • 匿名さん 2019/1/30投稿

    流儀

    最近手がけさせていただいた福扇華です。
    福岡のテナントショップでもあるので、
    福岡の厳選された木材がふんだんに使用されております。
    木の素材が生かされており、改めて木材の良さを
    感じられる店舗です。

  • 匿名さん 2019/1/25投稿

    流儀

    白雪ふきんです。
    白雪ふきんはチェアを製作する際にどうしても出てしまう、
    ブナ材の端材を用いてデザインしました。

  • 馬場 寛明 (デザイナー) 2019/1/18投稿

    流儀

    かれこれ20年以上前になりますがインテリアデザイナーの野井成正氏の手がけられたBON-BAR江戸堀ですね。今でこそ珍しくない構造材を用いて構成されたインテリアは当時衝撃的でした。

  • 吉田 昌弘 (デザイン) 2018/9/10投稿

    流儀

    GRILL & BEER SAIBOKU 川越店
    1つのお店の中に10種類以上の木材が使用されている為

  • 鈴木真由 (デザイン・グラフィック・監理) 2017/10/2投稿

    流儀

    他の方のコメントにもありますが、隈研吾氏の木の活かし方は大胆で面白いと思います。
    木と一口に言いましても集成材、突板、無垢材など様々ですが、弊社では無垢材をよく使用します。一枚板など安価なものではありませんが、やはり味わいや深み、重厚感が違います。
    木材を最も美しく見せるには加工や塗装の技術の高さが非常に重要です。仕上げ如何ではせっかくの美しい素材が台無しになることもあります。
    最もいい状態で仕上げ、最もいい見せ方をしてあげることが、長い年月をかけて年輪を積み上げた木材への敬意でもあります。
    弊社の直営店「にのじ西中洲」では搬入の都合でやむなく2分割していますが全長約8m、奥行800㎜のブビンガの無垢板カウンターが店の顔として鎮座しています。お客様からも「無垢板カウンターが美しい店」とお声をいただいております。
    木が持つ美しさ、本来の良さを最も活かすにはやはり無垢板ではないかと思っています。

  • 足達 十吾 (デザイン・施工) 2017/9/21投稿

    流儀

    弊社で手掛けさせていただいた店舗は、木を取り入れたデザインが多くありますが、
    その中で、儘(まんま)さんも木の良さが出ている店舗だと思っております。
    お施主様は当初、儘(まんま)は、こだわりの日本酒と美味しい料理をお客様に提供していきたいとお話されていました。それには、木の無垢材がピッタリだとデザインを提案しました。
    また施工内容には、構造の柱を撤去して木の梁で補強するという作業がありました。そこにあえて古木調の曲がった丸太梁を使用し、雰囲気を出そうと考えました。
    そのほかにも古材を使用したカウンターなども造作しました。
    仕上がった店舗全体の雰囲気は古民家調なのに、どこか都会的なお施主様が求めていた以上の仕上がりになりました。
    その結果お施主様からオープン後も内装を気に入って頂き、毎週来店されるお客様も多数いらっしゃるとお話いただきました。
    今後も店舗の業態にあわせて木を上手に取り入れ、お店造りを進めて行きたいと思っております。

    「木を用いた店舗デザインで良いなと思う店舗」にこのお店を選んだ理由ですが、
    私はいつもどんなお店を創る時も、私自身が行ってみたくなるお店造りをしています。
    最近手掛けさせて頂いた店舗で、自ら行ってみたくなる、おすすめ出来る良いお店がまた一つ増えました。
    そんな理由で選ばせていただきました。

  • 匿名さん 2017/9/20投稿

    流儀

    思い当たらなかったので、私共の手掛けたカフェで、豊田市のVIENTOを選びました。梁を活かした空間と無垢の床と木のテーブル・椅子を取り入れた落ち着けるデザインのお店になっています。

  • 石本輝旭 (建築家&インテリアデザイナー) 2017/9/19投稿

    流儀

    スターバックスコーヒー太宰府天満宮表参道店

    建築家らしいといったらおかしいですが、木をただ張るということでなく、木の本来持つ素材感や組み方の美しさ、そして3次元としての見え方が良い空気感だなと思います。

  • 古野晃紘 (デザイン・施工・監理) 2017/9/15投稿

    流儀

    弊社で施工させて頂いた代官山ukiukicafe様 フェイク・リアル・ドライ・プリザーブド等
    同じグリーン・木でも様々な種類と加工されたものをインテリアとして予算も考慮しながらも
    最大限にディスプレイワーク致しました。是非、一度足をお運び頂ければ幸いです。

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