問い
last update:2024/11/29
ご自身の仕事の中で、これから新たに始めてみたいこと、チャレンジしてみたいことはありますか?
デザイナーとしてお仕事をする上で、今後チャレンジしてみたいことを、デザイナーの皆様にお聞きしました。
- 新着順
- 投稿日順
-
田中稔郎 2024/11/29投稿
流儀
2024年元旦に能登半島地震があり、甚大な被害をもたらしました。
ぼくの実家・熊本では2016年に熊本地震があり、母一人で住む実家や亡き父の生家が大きな被害を受けました。
ぼくは、古い建造物やさまざまなモノたちはこれまでの時間を記憶しており、そこで生きてきたもの全体の魂を宿していると考えて、そのようなモノを寄付で集めて空間づくりの素材として活用するSOTOCHIKU(ソトチク)という活動をやっています。
なので、地震などで壊れたモノをガレキと呼んですぐに片付けてしまうことは、歴史を失ってしまうことだと考えています。だから、壊れたモノを一部でも受け継いで、未来の空間づくりに生かしていかなければならない、と強く思っています。
しかし、熊本地震のときには築100年以上の父の実家が全壊したのですが、最初は母が普段の生活を取り戻すことに必死で、壊れたものを少しでも早く片付けてしまいたい、という気持ちで精一杯だったことが思い出されます。ようやく落ち着いて、壊れたモノから使えるものを探して取りに行かねば、と動いたのは既に全てが片付けられてしまった後でした。
そこに流れた時間の記憶を受け継ぐことができるモノはもう何もない。そのことを痛感しました。
きっと、能登で被災された方々の中にも、少し時間が経った後で、ぼくと同じような思いを抱く人がたくさんいらっしゃると思い、壊れたモノが片付けられてしまう前に寄付していただけるよう3月に現地に入って、動き始めました。
現在までに、東京で「The Art of Tea TOKYO」と「漫画家さんの部屋」の2件で能登地震で壊れたモノを空間に活用させていただきました。
今後も能登で壊れたモノがなくなってしまうまで、この活動を継続していきたいと思います。
そして、今、新たにチャレンジしたいことがあります。
能登で壊れたモノを別の土地で活かすことのみならず、壊れたモノが堆積して山になっている姿が元旦のままに残される能登で、壊れた空間を再生することです。
黒い瓦屋根が印象的な奥能登ですが、屋根の壊れた姿に龍の背のような美しい姿を見い出すことがあります。壊れたモノをネガティブなものと決めてかからず、ニュートラルな視線で向き合っていくことにより、新しい文化もそこから生まれる可能性だってあります。
7月にキリコを担がせていただいた宇出津のあばれ祭で、魂の宿る古い街並みこそが祭りを成立させているということを実感しました。能登にとって重要な魂の祭りを継続していくためにも、壊れたモノ全部が片付けられることなく、能登で活用されていくことを実現していきたいという強い思いがあります。 -
流儀
お店作りは、テナント物件探しや現場調査から始まり、
プラン・お見積り、工事〜お引渡しまで、
大抵は半年ほど、長い時は1年掛けてのお打合せを重ねて、
オーナー様の思いを形にしていくのが私の仕事です。
毎週のようにいろいろなお話をさせて頂くからでしょうか、
オーナー様より、ご自宅もお店のようなデザインに改装したい、
と、ご相談を受けたことがあります。
元来は、お店のことしか知識がなかったのですが、
住宅工事もされる業者さんや職人さん・メーカーさんに協力を頂きながら、
店舗では中々出来なかったことが実現出来たりしたのが刺激的でした。
オーナー様と悩んだり喜んだりすることは、店作りと同じですが、
ご家族の考え方も様々。
それをまとめていく作業は、時間との勝負の店舗と違って時間を掛けます。
そうして、新しくお引越しされるご自宅のデザイン(設備も含め)をしたことが新鮮でした。
今後も、お店だけでなく、
「カフェ(お店)のようなお部屋作り」のデザインにチャレンジするために、
住宅設備などの勉強など基本の勉強もしていきたいと考えてます。 -
流儀
私自身、小さい頃から音楽に触れ、長年フルート演奏・吹奏楽・アンサンブル活動を行っていたり、POPSやJAZZ、ロックといった様々なアーティストのライブに足を運んでいることもあり、スタジオや練習場、ライブ会場といった音楽に関わる空間のデザイン設計に携われたら幸いです。
自宅に簡易防音室を設置していることもあり、防音性能が良いだけではなく快適に過ごせる空間をクライアントと一緒に考えていきたいと考えています。 -
流儀
飲食店舗デザインの職能を活かした宿泊事業を行なって行きたいと考えています。
お客様の資本でデザインを行うのではなく、自社調達し、土地探しから、企画から運営まで行う事は、
とても夢があり、挑戦していきたいと思っております。 -
那須 博探 2023/6/12投稿
流儀
オーナー様と店舗を作っていく際、内装や家具だけでなくグリーン(観葉植物)や窓回り(カーテン・ブラインド)もお手伝いさせて頂いていますが、今後は店内の備品や食器、スタッフのユニホームに至るまで統一されたイメージでブランディングを行えるようなお手伝いができればと考えております。
自分に合ったデザイン会社が見つかる!
お店のイメージを登録するだけで、平均7社から提案が受けられます。