問い
last update:2025-01-08 16:01:38.0
焼肉店を開業するにあたって、ダクトを選ぶ際に重要なポイントはありますか?
焼肉店には欠かせないダクトの設置について、選ぶポイントをお聞きしました。
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久保亜津子 2025-01-08 16:01:38.0投稿
流儀
焼肉店の個々のテーブルから伸びるダクトには①上引きダクトと②床下ダクトの2種類に大きく分かれます。
①上引きダクト
ダクト先端にフードが取りついており、このフード内にフィルターがついています。
下記の無煙ロースターと比較すると、取り入れやすい価格で、弊社も複数店舗にてこのタイプを採用してきました。ランニングコストもそれほどかからないので、大衆焼肉店向きです。
②床下ダクト
ダクトがテーブルから床下に走るため、天井がすっきりします。また、煙がもれにくいため、臭いが衣服につきにくく、高級店での採用が多いです。導入費、ランニングコスト、共に①よりも高くなります。
【焼肉店でのダクト工事は非常に大切です。重要なポイントを下記に記します。】
※ファン(送風機)の適切な選定 遠心式送風機、軸流式送風機、斜流式送風機など
※ファン(送風機)の馬力の適切な選定→十分な風量(排気量)が出るか、排気量と給気量のバランスがとれているか
※ダクトよりもファンの音が近隣との問題になることが多いので、ファンの設置位置が重要
※ダクトの吹き出し口の位置も近隣とのトラブルになりやすい。
※ダクトのルートが長すぎたり、曲がりすぎて圧力損失(空気の流れが弱まること)が出すぎていないか?
※アスペクト比(ダクト断面の短辺と長辺の比率)は適正か(断面が細長いと、より騒音が出やすい)
弊社グリッドフレームが、焼き肉店のダクトやフードで過去に施工した工夫:
●“あいあい傘(古い?)の下で食べる焼肉”
へら絞り加工を施した大きな金属性の円形傘の形をしたオリジナルフードをつくり、それとダクトを連結し、焼肉を食べられる丸い席のデザインをしました。あいあい傘の下にいるような気分になるので、カップルやファミリーの方々には大好評の席でした。(「赤丸ヂンギス」という施工例です)
●“流れる煙を眺め、まるで列車が走っているような焼肉店”
建物躯体と内装壁の間(壁内ダクト)にダクトを通し、途中席の横の壁にはガラス窓を設置して
流れていく煙が見えるような工夫(わかりづらいですよね、「ラムキン」という施工例です)
を施した、他には例をみないダクトをつくったことがあります。
当時の法律では耐熱ガラスがダクトとして用いることができたため、「壁面の一部にガラスを用い
、流れていく煙を眺めるダクトはこれまで見たことがない、と管轄の消防署長さんが見に来られたという逸話があります。
焼肉店のダクト工事に関しては、法律(建築基準法と消防法)を遵守して進めないと、後で施工やり直しが発生しますので、経験豊富な会社へ依頼することをお勧めします。
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匿名さん 2024-06-03 09:52:10.0投稿
流儀
焼肉店では油煙が多く発生するため、顧客に不快な思いをさせないためにも十分な排気能力が必要です。
また、油がダクト内に堆積すると、火災の原因になるため、分解や清掃が容易な仕様であることが重要です。近隣が住宅密集地の立地の場合は排気の匂いがトラブルになりやすいため、
脱臭装置をつけるなどの対策が必要になる場合もあります。
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宮上 悠吾 2024-05-01 13:46:31.0投稿
流儀
①排気能力
ダクトの最も重要な機能は、煙や油を十分な速度で排気することです。店内の空気を清潔に保つために、十分な排気能力が必要です。焼肉店の広さや調理設備の数に合わせて、適切な排気能力を選定する必要があります。
②フィルター
ダクトには、煙や油を除去するためのフィルターが必要です。特に、油煙が発生する焼肉店では、高性能な油分離器を備えたフィルターシステムが必要です。定期的なメンテナンスや清掃が容易なフィルターを選ぶことも重要です。
③静音性
換気システムがうるさいと、店内の雰囲気を損なうだけでなく、周囲の住民や店舗にも迷惑がかかります。静音性の高いダクトを選ぶことで、快適な環境を提供し、周囲とのトラブルを回避できます。
④エネルギー効率
長時間稼働する焼肉店では、エネルギー効率の高い換気システムを選ぶことが重要です。省エネルギーな機器を選択することで、運営コストを削減し、環境負荷を軽減できます。
⑤設置スペース
ダクトは店舗内に設置されるため、設置スペースの制約も考慮する必要があります。コンパクトで効率的な設計のダクトを選ぶことで、貴重な店舗スペースを有効活用できます。 -
匿名さん 2023-12-15 10:05:33.0投稿
流儀
焼肉店ではインテリアイメージにマッチするようなダクトの選定が大事ではないでしょうか。
焼肉屋さんでは網の直上に吸い込み口があり天井までダクトが伸びているという光景をよく目にします。
これは上引きダクトというもので、発生した煙を瞬時に吸うことで店内が煙で充満することなく壁や天井の汚れ防止にも効果的でクリーンな状態を保ったまま営業ができますし、さらには焼肉店特有の臭いも付きにくくなることから幅広い客層が気軽に楽しむことができます。
ダクトの径にも種類があり、細いものだと網の近くまで伸ばす必要があり、太くなるにつれて網からの距離を少しずつ離して設置することができます。
また、デザイン形状やカラーリングも製品によっていろんなものが展開されています。
インテリアに直結する焼肉屋さんのダクトについては、ダクトの径やデザインにもこだわってみてはいかがでしょうか。 -
寺島 彰吾 2023-11-17 12:28:29.0投稿
流儀
お肉をどのような機器で焼くかによって変わります。
主に炭・ガス・電気がありますが電気ですと比較的ダクトのスペックも高くい必要がありません、ダクトのスペックもそうですがどこへ排気するかによって仕様も変わる為まず物件の内見時に排気をどこへできるかから会確認するのが良いかと思います。 -
流儀
焼肉屋を開業する際は、
風量計算のできる設備施工会社様に依頼する事が必須と考えます。
油が出やすく、火災の恐れもあり外部排気ダクト方向や、様々な問題想定を行い
クライアント様への説明や匂いや煙のクレームを最小にする為です。
状況によりテナント大家様に前もって資料で説明なども必要になります。
ダクト火災も非常に多く、その多くはメンテナンスのできないダクトの設置、もしくはメンテナンスを店舗側でしていない。との事が多いと感じております。
排気だけではなく、吸気が足りないと新しい空気が店内に入って来ないので排気は満足にされません。
また、エアコンの目詰まりによる空調の効きが悪くなったり、床が油でヌルヌルとした店舗は何かしら、設備に問題を抱えてると判断できます。
上記の内容からも、焼肉店の場合はノウハウのある会社様に依頼される事をお薦め致します。
ご参考になれば幸いです。
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流儀
焼肉店になると専門のダクト業者さまを選定することをおすすめします。
簡単な風量計算ならある程度、電気屋さんなどでも可能ですが。焼肉になると吸い込み口が多数になり計算も複雑になるためコストを抑えて我流でおこなうことはおすすめしません。 -
流儀
ダクト選定の上引きか下引きかから始まり、ダクト系統の数により風量を計算し排気場所と煙の流れを考慮し硝煙装置を設置するか否か施主様と打ち合わせを行います。排気に応じ給気も大切なので給気計算も怠らないように施工します。火災が起こらない様にダンパーの設置は勿論、専門業者に施工を依頼して頂くようにして下さい。ダクトも邪魔にならない内装に溶け込む設置を心掛けるようにしたいものです。
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