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デザイナーの流儀 〜店舗デザインのプロに聞きました〜

問い

飲食店舗向けFAQ

last update:2025-02-18 10:49:43.0

現在、製造・販売のみのパン屋を経営しているのですが、イートインスペースを導入したいです。飲食店の営業許可証をとるために内装工事をするにあたり、厨房や店内など、レイアウトで注意することはありますか?

製造販売のみの場合と、飲食スペースを設ける場合とで必要な資格が変わりますが、注意する点をお聞きしました。

  • 寺島 彰吾 2025-02-18 10:49:43.0投稿

    流儀

    パン屋にイートインスペースを導入する際、飲食店の営業許可証を取得するための内装工事で注意すべきレイアウトのポイントをまとめました。

    1. 厨房エリア
    営業許可を得るためには、食品衛生基準を満たす設備が求められます。

    ✅ 手洗い場の設置

    厨房内に 専用の手洗い場 を設置(従業員用と調理用の区別が必要)
    石けん、ペーパータオル、流水が確保されていること
    ✅ シンクの数と用途を分ける

    「食材用」「調理器具用」「手洗い用」の3つを分けるのが望ましい(自治体によっては2槽でOK)
    食器洗浄と食材の下処理を同じシンクで行うことは禁止される場合あり
    ✅ 厨房の仕切り(防虫・防塵対策)

    厨房と客席を明確に分ける(オープンキッチンの場合、衛生管理を厳格に)
    窓や出入口には防虫網を設置
    排水設備を適切にして害虫が侵入しないようにする
    ✅ 冷蔵・冷凍設備の容量を確認

    イートイン導入で食品保存の量が増えるため、保管スペースを再確認
    生食提供する場合は食材の管理を厳密にする必要あり
    ✅ 食材・器具の収納スペース

    食品と洗剤などの非食品を分けて収納すること
    床に直置き禁止(棚を使う・台を設置する)
    2. 客席・イートインスペース
    イートインを導入する際は、動線設計と衛生管理が重要です。

    ✅ トイレの設置(必須かどうか確認)

    席数10席以上 の場合、多くの自治体でトイレの設置が義務付けられる
    トイレは厨房を通らずに行けるレイアウト にする(動線に注意)
    ✅ 手洗い場の設置

    一部の自治体では、客席専用の手洗い場が必要
    特にトイレと別に手洗い場を用意するよう指導されることもある
    ✅ 席間の距離と動線

    1人あたり 60cm以上 のスペースを確保(狭すぎると快適性が低下)
    配膳しやすい動線を確保(狭いと従業員・お客様の移動が困難)
    ベビーカーや車椅子のお客様も想定 したスペースを考慮する
    ✅ 換気と空調

    パンの香りを楽しめるようにしつつ、調理の臭いがこもらない設計
    厨房からの熱気がイートインに流れないようにする
    ✅ 照明・内装デザイン

    ナチュラル系の温かみのある照明 → リラックスできる雰囲気
    **パンが美味しく見える色温度(3000K前後の暖色系)**を選ぶ
    3. 営業許可申請時のチェックポイント
    ✅ 用途変更の確認

    現在のパン屋の建築用途(物販)から飲食店へ変更が必要な場合あり
    消防法の適用も変わる可能性があるので、事前に保健所・消防署に相談
    ✅ 保健所の事前相談

    許可申請前に、レイアウトを決めた段階で保健所に確認するとスムーズ
    地域によって基準が異なるため、具体的な要件を確認する
    ✅ 食品衛生責任者の設置

    すでに食品衛生責任者がいる場合でも、イートイン導入後の運営方法に適しているか確認
    ✅ 飲食営業の種類を確認

    一般的な「飲食店営業許可」のほか、提供メニューによっては喫茶店営業許可の方が適していることも
    アルコールを提供するなら別途許可が必要
    4. 追加のポイント
    ✅ セルフサービス or フルサービスを決める

    セルフサービスの場合、食器返却口やトレー置き場の配置を考える
    フルサービスなら、スタッフの導線を確保し、注文の流れをスムーズに
    ✅ テイクアウトとのバランス

    イートインとテイクアウトでオペレーションが混雑しないように設計する
    注文カウンターと客席の位置を工夫
    ✅ 収益アップの工夫

    「ドリンクセット」「スープセット」など、イートイン限定メニューを用意して客単価アップ
    長居しすぎを防ぐため、席数を適切に調整
    まとめ
    イートインスペース導入にあたって、厨房と客席のレイアウトを明確に分け、営業許可の要件を満たすことが最重要 です。特に、トイレの有無や手洗い場、シンクの数、防虫対策 などは保健所の審査で指摘されやすいため、事前に相談しておくとスムーズです。

    また、オペレーションを考慮した動線設計をすることで、イートインとテイクアウトの両方を効率的に運営できます。レイアウト案がある程度決まったら、一度保健所に相談し、許可基準をクリアしているか確認するとよいでしょう。

  • 三宅右記 (設計デザイナー) 2024-11-07 11:28:09.0投稿

    流儀

    営業許可を取るために必要な厨房機器の導入。レイアウトに関しては既存の調理場と客席とのバランスが重要となります。特に販売スタッフやレジ位置と客の動きを考えたスムーズな動線計画を考慮するとよいです。

  • 匿名さん 2024-05-16 11:07:17.0投稿

    流儀

    イートインスペースとキッチンとの仕切り方(出入口部分に簡易な扉等が執拗です)が一点。
    客用トイレをどうするかが一点。
    先ず考えることが必要かと思います。

  • 志村 聡 2024-04-24 17:30:16.0投稿

    流儀

    初めまして。製造販売専門店からイートイン(飲食店)可の営業許可を取りにあたりまして、基本的には製造販売での許可の方が厳しく区画完全間仕切りなどされてみえるかと思います。その区画外にイートインコーナーを設置していけば大きな工事はなく許可は下りると思います。
    また、トイレの位置につきましてはイートインコーナーから入る動線にする方が望ましいかと思います。(手洗いの関係上飲食店舗の場合はお客様の手洗い場も必要のため)

    ホールの壁・床・天井にあたる箇所に素材・形状の制限はございません。
    また必要に応じてご説明いたしますので宜しくお願い致します。

  • ちばまさゆき (デザイナー) 2024-03-29 13:23:17.0投稿

    流儀

    厨房とイートイン、ドアーとかウエスタンドアーとかで仕切る。
    イートインスペースに手洗いを設置する指導があるかも。
    あとトイレがある場合、トイレに前出を設置するようにしある保健所もあります。

    都市の保健所で色々指導が異なる場合がありますので
    プランが出来たら保健所に事前相談をしにゆくのが一番です。

  • 匿名さん 2024-03-22 18:52:58.0投稿

    流儀

    菓子製造の案件を扱った時は、製造スペースは完全に区切られていることであったり密閉出来るように開口部分には扉をつける様に言われます。

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