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デザイナーの流儀 〜店舗デザインのプロに聞きました〜

問い

サービス店舗・施設向けFAQ

last update:2025-03-25 11:06:49.0

eスポーツカフェのような、ゲームができる施設の新規開業を考えています。eスポーツカフェを作るうえでの、設計のポイント・注意点などがあれば教えてください。

近年、ゲームは"eスポーツ"として注目を集め、競技人口も増加傾向にあります。
そこで今回は、eスポーツカフェを作るうえでの、設計のポイント・注意点をお伺いしました。

  • 入山 裕貴 2025-03-25 11:06:49.0投稿

    流儀

    eスポーツカフェ設計のポイント
    1. 電源・配線計画の徹底
    高性能PC・周辺機器の電源容量を確保(1台あたり300~600W以上)。

    ブレーカー分け・系統分けによる負荷分散を計画。

    配線が見えないように、床下配線やモール処理を検討。

    2. ネットワーク環境の最適化
    **高速かつ安定したインターネット回線(光回線推奨)**を引き込み。

    ゲーミング用の有線LAN接続を各席に設置。

    業務用ルーターやスイッチングハブで安定性を確保。

    3. 音響・防音設計
    ゲーム音・歓声が響きすぎないように吸音材・防音壁の施工を。

    ブース単位で区切る場合は防音パネルで音漏れを軽減。

    BGMや実況用の音響設備も計画。

    4. 照明設計
    モニターへの映り込みを防ぐために間接照明や調光可能な照明を活用。

    ゲーム中は暗め、休憩スペースは明るめなど、ゾーニングで明暗を使い分け。

    5. 座席配置と動線計画
    PC同士の間隔をある程度確保して快適なプレイ空間を提供(1席あたり最低1.2m幅)。

    チーム戦を想定して、4〜6人席のグループブースも設計に入れる。

    観戦ゾーンや休憩ゾーンとの明確な動線分離。

    6. 空調・換気
    熱を発するPCが多く並ぶため、通常より高めの空調能力が必要。

    匂いや熱気がこもらないよう、強制換気設備や排気ファンを設置。

    7. セキュリティと監視
    PCや周辺機器の盗難防止のために固定や監視カメラ設置を。

    入退室管理や、会員管理システムの導入も検討。

    8. 内装デザイン・ブランディング
    ターゲットに合わせたサイバー感・近未来感のある内装。

    ロゴやカラーコンセプトを活かして、ブランディングとSNS映えを意識。

    9. 飲食エリアとの分離
    飲食物による機器のトラブルを防ぐため、PCゾーンと飲食ゾーンは分ける。

    ドリンクホルダーやフードトレイを設置して、こぼれにくい工夫も有効。

    補足:業態によって必要な設計要素は変わる
    大会や配信を行うか? → ステージ・配信ブースが必要

    長時間滞在型か、回転率重視か? → チェアのグレードや休憩スペース設計に差が出る

    会員制かフリー利用か? → セキュリティ・受付システムが変わる

  • 三崎陽行 2025-02-25 11:55:40.0投稿

    流儀

    eスポーツ施設の弊社の実績からご参考までに回答させていただきます。

    eスポーツの最大の魅力はオンライン対戦や実況プレイだと思います。
    複数の参加者が一つのゲームをプレイするスタイルが人気の為、席数は多いに超したことはありません。

    eスポーツの様な多くのデバイスやハイスペックの機器を必要とする施設では、以下が重要となります。



    -ポイント及び注意点-

    ・安定した通信環境 = 超高速回線に伴う必要電気容量・動力の維持確保

    ・最新の機材設備 = 席数に応じたハイスペック機材の導入・アップデート対応型機材

    ・大型モニター = ライブ・広告映像

    ・音響計画 = 音の広がり、防音対策

    ・飲食設備計画 = フード(F)ドリンク(D)比率、設備スペックの計画

    ・特別対戦席 = イベント席(ゲスト・決勝戦etc)

    ・カウンター = 受付・飲食スペース・物販エリア

    (喫煙エリア = BOXまたは個室型スペース)



    等々、設備準備計画が挙げられます。



    また上記に伴うレイアウト計画に関しては、

    ・「オープンエリア」 = 複数プレイヤー集合席

    ・「特別エリア」 = 個室席・対戦席・観戦席 等

    が主なレイアウトとして人気があります。

    ※複数の電気配線ルートが必要になる為、綿密な電気計画が必要になります。



    また、eスポーツのもう一つの魅力としては、「エレクトリックなプレイ空間」ではないかと思います。

    世界的にも競技人口が増え続けている海外の施設では、ドーム型施設やスタジアム型施設など超大型施設の開業も加速しています。そのどれもがLED等を用いたライティングデザインによる「未来的」で「幻想的」な空間づくりがファンからの支持を受けている動向に伺えます。

    お店から感じるコンセプトや視覚的環境も集客の要因になる為、どの様な「世界観」と「イメージカラー」で運営したいかもポイントの一つと考えられます。

  • 吉田 昌弘 (デザイン) 2024-10-29 17:48:07.0投稿

    流儀

    eスポーツカフェで最も重要な要素は通信速度です!どれだけ良い空間を作っても通信速度を安定出来ないとすごく評価が下がってしまうので、専門の方に相談するように心がけてください!

  • 三木康弘 2023-05-16 15:34:10.0投稿

    流儀

    まずはプレイヤーが快適に過ごせる環境ではないでしょうか。
    適切な空調設備や充分な照明など注意しましょう。
    また、オンラインゲームが主と考えた場合、安定したネット環境も大事だと思います。
    観戦エリアなど、他のプレイヤーのゲームを見て楽しむ場所を作り大型モニターを設置しても面白いかもしれません。
    プレイヤー同士のプライバシーを守るために席の間隔を充分に確保することも大事だと思います。

  • 荒井 マモル (インテリアプランナー・開業アドバイザー) 2023-03-23 13:19:55.0投稿

    流儀

    eスポーツカフェの様なゲームができる施設の新規開業での設計のポイントですが、重要なポイントはいくつかあると思いますが、お客様はパソコン等を使用して長時間ゲームをされますので 疲れにくい椅子の採用やグラつかないテーブルを検討されると良いと思います。また、通信ゲームがベースになる事も多いと思いますので電源(コンセント)やWiFi環境にも注意を払う必要があるかと思います。

    また、モニターに照明等光が反射するとゲームに支障が出ますので、そういった物がモニターに映り込まない様に注意して設計者に照明計画などを考えてもらうと良いかと思います。

    eスポーツを開催しない時間帯は通常のカフェ営業もあるかと思いますので、一般のお客様にも楽しんで頂ける様な内装デザインも考慮すると良いと思います。


    ご参考になれば幸いです。

  • 匿名さん 2023-02-28 09:11:36.0投稿

    流儀

    eスポーツカフェのようなゲームができる施設を設計するにあたり、以下のようなポイントや注意点があります。

    1.快適な空間の設計
    ゲームをする人たちは、数時間にわたって同じ姿勢で座り続けることがあります。そのため、快適な空間を設計することが重要です。座席の快適性や、十分なスペース確保などを考慮して、ゲームをする人たちが長時間滞在しても疲れないような空間を作りましょう。

    2プライバシーの確保
    ゲームをする人たちは、他の人たちに見られながらプレイしたくない場合があります。そのため、ブースやパーテーションなどを使用して、プレイヤー同士のプライバシーを確保することが重要です。

    3.ハイエンドな機材の導入
    eスポーツカフェには、最新かつハイエンドなゲーム機器を導入する必要があります。多くの人たちが、最新のゲーム機器を使用したいと思っているため、古い機器を導入すると客層を獲得することができません。

    4.ストリーミング配信機能の導入
    eスポーツカフェは、ストリーミング配信機能を導入することで、多くの視聴者を獲得することができます。そのため、カフェ内でのゲームプレイを配信できるように設計することが望ましいでしょう。

    5.飲食メニューの提供
    カフェとしての側面も持つeスポーツカフェには、飲食メニューを提供することが必要です。ゲームをする人たちは、長時間座り続けるために栄養補給を必要とします。そのため、飲食メニューの充実を図り、プレイヤーたちに適切な栄養補給ができるようにしましょう。

    以上が、eスポーツカフェの設計にあたってのポイントや注意点です。

  • 白井純平 (デザイン・設計・監理) 2022-12-22 09:34:09.0投稿

    流儀

    電気回路計画が重要だと考えます。プレイ中にブレーカーが落ちるなどサービスの低下を招きます。同様に通信速度の確保が課題となります。同時利用数によって速度が下がりますが、LANケーブルであれば通信速度の発揮がしやすい一方、Wi-Fiですとルーター等の中継ポイントの設置位置も影響します。

    また、カフェのような用途であればお客様が誤って飲み物をこぼしてしまったときに、パソコン機器などにかかってしまうような配置計画を避けるようにテーブル周りを設計するといいでしょう。

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