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デザイナーの流儀 〜店舗デザインのプロに聞きました〜

問い

内装・施工に関するFAQ

last update:2025-03-03 11:36:05.0

コンクリート打ちっぱなしの内装にしたいのですが、どんなメリット・デメリットがありますか?

デザイン性の高さから人気の高いコンクリート打ちっぱなしですが、利点や懸念点を教えていただきました。

  • 寺島 彰吾 2025-03-03 11:36:05.0投稿

    流儀

    コンクリート打ちっぱなしの内装は、スタイリッシュで洗練された雰囲気を演出できる一方で、いくつかの注意点もあります。以下に、メリット・デメリットを詳しく解説します。

    メリット
    1. シンプルでスタイリッシュなデザイン
    無機質で洗練された印象を与え、都会的・インダストリアルな雰囲気を演出できます。
    飽きのこないデザインで、店舗・オフィス・住宅など幅広く採用されています。
    2. メンテナンスが容易
    壁紙や塗装が不要なため、経年変化による剥がれや劣化の心配が少ない。
    傷や汚れも味として楽しむことができ、リフォームの頻度を抑えられます。
    3. 耐久性・耐火性が高い
    コンクリートは非常に丈夫で、火にも強い素材です。
    木造や石膏ボードと比べて劣化しにくく、長く使えます。
    4. デザインの自由度が高い
    他の素材(木材、金属、ガラスなど)と組み合わせることで、クールにもナチュラルにもアレンジ可能。
    照明の配置や家具の選び方で、印象を大きく変えられます。
    デメリット
    1. 施工コストが高い
    打ちっぱなし仕上げは、施工精度が求められるため、通常の塗装やクロス貼りよりも費用がかかります。
    型枠の精度や仕上げの処理(撥水・防汚コーティングなど)によって、追加コストが発生することも。
    2. 断熱性・遮音性が低い
    コンクリートは熱を伝えやすく、冬は寒く、夏は熱がこもりやすい傾向があります。
    遮音性も低めで、店舗や住宅では適切な防音対策が必要になります。
    3. 結露やカビのリスク
    温度差が大きい環境では結露が発生しやすく、湿気がこもるとカビが生えやすい。
    特に地下や湿度の高い地域では、防水処理や換気対策が不可欠です。
    4. 配線・設備の取り付けが難しい
    コンクリート壁には簡単に釘やネジを打ち込めないため、後から棚や照明を追加する際に工夫が必要。
    電気配線や水道管の埋設には、事前の設計が重要になる。
    対策とおすすめポイント
    断熱・防音対策 → 断熱材や二重壁を組み合わせることで快適性を向上。
    防水・防汚処理 → コーティングを施すことで、汚れや結露を防止。
    適切なインテリア選び → 木材やファブリックを取り入れると、温かみのある空間に。
    総合的に見ると、デザイン性の高さから人気のあるコンクリート打ちっぱなしですが、断熱や結露のリスクを考慮し、適切な対策を講じることが成功のカギとなります。施工前にしっかりと計画を立てることで、スタイリッシュかつ快適な空間を実現できます!

  • mldkdesigns (設計デザイン) 2025-02-12 09:59:10.0投稿

    流儀

    ・メリット
    オシャレな感じと思われやすい
    若めな客層のイメージになりやすい
    躯体そのものを仕上げとするので仕上げを減らせます

    ・デメリット
    断熱性が壁や天井を起こさないため特に寒さが難点です
    年配の方は息苦しい感じで落ち着かないと言われます
    子供がぶつかった時に痛いのと平滑でないので思わぬ事故のリスクも

  • 三崎陽行 2025-01-31 16:04:07.0投稿

    流儀

    コンクリート打ちっぱなしのメリット・デメリットについては営業形態や物件の状況にもよりますが、事前に視覚的な印象をどう捉えるか、またはどの様に利用したいかによると考えます。

    メリットとしては、「工事に関わる内装工事の部分を抑える事が出来きる点」「シンプルなデザイン性の高さ」「開放性がある」等々のメリットがありますが、吸水性の高いコンクリートはシミやカビを気にする必要がある他、外気の影響を受けやすく細かい空調の温度管理が必要となります。

    またエアコンやインフラ配管のルート確保などの際に、露出にするか、穴を開けられるか(ビルオーナー協議時)等々の懸念事項もあります。


    新築をお考えの物件や、比較的経年が少なく綺麗な状態の場合には、「スタイリッシュ」で「都会的」な空間を演出したい際には「もってこい」の空間だと思います。


    しかし物件が古い場合、劣化やシミ等による自然環境による経年変化や、メンテナンスによる人為的な跡などが残っていてネガティブに捉える場合もあります。

    弊社は、これらを前述しました「物件の状況をどう捉え、どの様に利用したいか」によって、「デメリット」⇒「メリット」とポジティブに見る経年した空間もあります。

    古い物件の経年は時間や環境によって生まれた「表情」であり、キズや穴は人為的な作用で残った「手の跡」であり、偶然や必然による外部的要因がもたらした、その空間の痕跡であり「個性」と捉える考え方です。

    弊社が提案するデザインには、空間をキャンバスと捉え、コンセプトに合わせて自分たちの手で汚したり、ペンキを塗ったりした実例もあります。

    打ちっぱなしの持つデメリットを、どう最大限活かせるかという視点も、空間を作るまたは維持する際の一つだと考えます。

  • 金澤 亨 (デザイン設計/施工管理) 2024-10-03 09:51:59.0投稿

    流儀

    お世話になります。

    メリット
    造作工事の予算がかからない。

    デメリット
    エアコンが効きにくい←店舗でしたら気にしない方もいます。
    反響しやすい←リモート会議をするとハウリングします。
    店舗オフィスの場合、排煙設備を増設するか、火災を抑えるための制約にこすとがかかることもある。

    業態や状況しだいでデメリットが発生しないので
    依頼する業者に相談してみましょう。

  • 匿名さん 2024-05-15 15:48:07.0投稿

    流儀

    床の場合、撥水材などを塗布していないとコーヒーなどをこぼすとシミになり取れません。いつまでも残ります。

  • 石本輝旭 (建築家&インテリアデザイナー) 2024-02-26 15:40:07.0投稿

    流儀

    コンクリート自体の特徴として一旦熱をためたらある程度持続的に熱をため込むので良い意味で捉えるならあったかいです。また遮音にもなりますし、防火性能が高いです。
    デメリットは暖まりづらい点、そして意匠的にいうと施工の腕にかなり左右されます。「ジャンカ」が発生することが多々ありますので、杉板型枠等で意匠づけたい場合は、施工業者の選定を十分注意すると良いと思います。

  • 中村昌彦 (設計・設計監理) 2023-12-20 15:48:37.0投稿

    流儀

    新築であればコンクリートに含んだ水分が出るので、お店の業態によっては対策しなければならない可能性があるので気をつけてください。例えば絵を飾るとカビが発生することがあります。

    年数の立った建物であれば上記に関して問題ありません。

    後は業態や選ばれる建物の条件によりますが断熱や防音への対応、ダクトルート・コアなど制限がかかることがあります。

  • 匿名さん 2023-12-14 18:48:54.0投稿

    流儀

    スタイリッシュでクールな印象がマッチするコンセプトのお店でしたら、コンクリート打ちっぱなしの内装にすることでその雰囲気をより引き立たせることができるでしょう。コンクリートと木材を組み合わせたデザインにすると、また違った印象にもなります。
    表面に仕上げ材を張らないため、面積を最大限利用し店内に開放感を演出できるのもメリットの1つです。既存のRC造物件を店舗として使う場合には、内装費も抑えられるでしょう。
    しかし壁紙等を張らないことによって、汚れが付着しやすく落ちにくいのも事実です。紫外線による変色なども考えられます。コンクリートは音を跳ね返す素材ですので、お客様にゆったりくつろいでもらうような飲食店等には不向きな場合もあります。
    電気配線や給排水管も露出することになるため、内装設計の際には配管等の納まりもよく検討しましょう。

  • 匿名さん 2023-11-02 10:02:09.0投稿

    流儀

    コンクリート打ちっぱなしのメリットデメリットにつきまして、
    メリットは、お洒落な空間を演出しやすいのでインテリアコーディネートが楽しくなる点や、外からの音が遮音されやすいです。
    デメリットは、夏は暑さがこもりやすく、冬は部屋が冷えきってしまい温まりにくいため光熱費が跳ね上がってしまいやすいといった点になります。弊社では内装デザインなどのご相談も引き受けております。
    ちょっとしたリフォーム等へも対応しておりますので、何かお困りの際はお気軽にお問い合わせくださいませ。

  • 匿名さん 2023-08-25 11:26:43.0投稿

    流儀

    コンクリート打ちっ放しの内装のメリット・デメリットについて、大まかに以下の内容が挙げられます。

    メリット
    ・非日常を感じられる
    ・耐火性に優れている
    ・開放感がある
    ・防音性が高い

    デメリット
    ・結露、カビが発生しやすい
    ・家賃が割高
    ・外気温の影響を受けやすい
    ・汚れが目立ちやすい

    コンクリート打ちっぱなしのお部屋はデメリットをクローズアップされがちですが、お部屋の世界観を強く示すことが出来るという点にメリットを感じる事が出来る方は非常におすすめです。

    コンクリートの内装に合うインテリアを探す作業もとても楽しく、モルタルの雑貨やグレートーンの家具を合わせてみたり、また差し色で何かパキッとした色合いのアートを飾るのも良さそうです。

  • 路加 (デザイナー) 2023-08-09 14:26:32.0投稿

    流儀

    コンクリートの素地をそのまま生かすという内装は、第一番に、意匠的にスタイリッシュでどんなコンセプトのデザインにも適応してくれる、ということです。
    それは、コンクリートという素材が、金属・ガラス・木・漆喰・タイルなどと組合せても上手くマッチしてくれるからです。

    そもそもコンクリートの素地を利用するので、そのテナント物件がRC(鉄筋コンクリート造)建築物であれば、「仕上げ」をしないことになるので、内装費が抑えられ、別の物に費用が掛けられます。
    また、コンクリートに別の素材で仕上げる場合の下地を作らないので、若干ですが広さを確保できます。

    注意する点としては、熱が伝わりやすいので、外気に影響を受けて室温が変化します。
    夏は暑くなりやすく、冬は寒くなりやすくなりますので、冷暖房の費用が上がります。

    そして、木造と異なりコンクリートは高気密ですので結露しやすく、カビの原因となります。
    ※対策方として換気扇を回し続けるという方法がおすすめです。

    また、コンクリートは水分を吸収しやすいので、水分と一緒に汚れも吸収しやすいです。
    床などは、掃除をしやすく埃を避ける為にも、防塵塗料を塗ることをおすすめします。

  • 匿名さん 2023-08-02 17:26:38.0投稿

    流儀

    今回は、コンクリート打ちっぱなしの内装について、メリットとデメリットを回答させていただきます。
    先ず、メリットは、
    ・内装の壁や天井の下地組がなくなるため、コストを抑えられる可能性がある。
    ・店内を広くみせられる。または、下地組がないため若干でも広く使える。
    ・比較的どんなコンセプトにもデザインが合わせ易い。
    ・壁に傷などが付きずらいのと、傷が目立たないため、他と比べて壁紙などの補修が不要となる。
    などです。続いてデメリットは、
    ・コンクリート表面が、冷たいので、夏は良いが冬は寒い。
    ・店舗は、新規の配管が多くなるため、ほとんどが露出になる。
    ・天井のダクトなどがむき出しになるため、掃除が困難になる。
    ・打ちっぱなしは、あくまでも躯体の壁や天井なので、決して、キレイに仕上げられている訳ではないので、ジャンカや打ち継ぎ目などが気になる人は気になる。
    などです。
    メリットとデメリットを述べさせていただきましたが、大きくは、デザイン的にコンクリート打ち放しを全体のデザインとするかアクセントとして使用するかによっても違ってきます。比較的どんなコンセプト(純和風は無理かも)にも取り入れ易いので、お考えの場合は、是非一度、弊社デザイナーにご相談ください。

  • 匿名さん 2023-07-27 10:40:51.0投稿

    流儀

    コンクリート打ちっぱなしの内装は、広々とした空間と調和する素材感が特長です。シンプルでモダンな雰囲気を漂わせ、どんな内装にもマッチする魅力があります。また、壁や天井の造作を省略できるため、コスト削減にも貢献できます。
    しかしながら、デメリットも存在します。露出した配管や配線の仕上げによるコストアップや、断熱性や調湿性、音響面での問題が課題となります。特に外部に面した壁は、コンクリートの蓄熱性によって季節による温度変化が気になります。音響面では、遮音性と反射音による反響への配慮も必要です。
    また、気密性が高いため換気が重要であり、カビや結露のリスクにも留意する必要があります。
    これらのデメリットに対処するため、造作による補完や工夫を施すことが重要ですし、
    電気配線や給排気工事においても、コスト削減につながる方法を検討すると良いと思います。

  • 匿名さん 2023-07-11 13:08:48.0投稿

    流儀

    コンクリートの打ちっぱなしの時代は終わったと思っています。いい所がない。スケルトン天井にする場合は、設備費用で300万ぐらいかかると思って良いと思います。家主は、スケルトン天井にすれば、原状回復費用が安く設定できると言いますが、それであれば、スケルトン天井で設備設計をされてる物件を借りないと内装費用で問題が発生しますので、契約をさせる時に注意です。早く借りないと他の人が借りてしまうと不動産会社はいいますが、それが一番の失敗です。工事予算が、上がる物件は、実は、スケルトン物件です。居ぬき物件が一番良い。それを売りつける不動産が悪い。原状回復の条件も含んでるのに言わない。専門家じゃないからと僕達設計者が聞くと言われます。

  • 杉浦 健司 2023-07-05 14:01:45.0投稿

    流儀

    打ちっぱなしのメリットは、空間を広く使える事と、どんな内装にも合う素材感ではないでしょうか。また壁や天井を作らない事でのコスト削減にもつながります。 デメリットは多々あると思われます。壁や天井を造作する事で配線や配管は隠せますが、隠せない事での見せる配管や配線の仕方が必要になってくる事でのコストアップはあります。室内への断熱性や調湿、音響の問題も出てくるのは必然です。外部に面している壁の場合は、コンクリートの蓄熱性で夏はとても暑くなるでしょうし、また冬はその逆になると思います。音響に関しても、コンクリート自体の遮音性の高さと表面の音の跳ね返しで、反響音が続く事もあるので注意が必要です。すべてを打ちっぱなしにするのではなく、必要ヶ所を造作で補い調和をとられるのがよいのかもしれません。

  • 志村 聡 2023-07-04 21:14:28.0投稿

    流儀

    コンクリートの打ちっぱなしは非常にシンプルながら高級感を出すとても良いアイテムと考えます。ただ内装をコンクリにする際の注意点は、壁ですと剥がれやすい、床ですと厚みが薄いとクラックが発生します。デメリットとしましては、気密性が当然に高いため換気をしっかりしていないとカビや結露発生の原因となります。施工実績のある業者様での施工をコストが上がっても選ばれた方が、良い仕上がりとなります。
    ご参考にしていただけたら幸いです。

  • 山田 昌宏 (設計) 2023-07-04 16:13:45.0投稿

    流儀

    デメリットは、露出なので、電気配線が天井内に配線を入れられない為、ラック配線、モール処理など金額が上がります、給排気工事も同様です。
    躯体剥き出しの為、天井内の排水管から上階の排水音が聞こえたり、コンクリート壁の結露、隣店の騒音、店舗内の反響音など覚悟する内容があります。
    その場合、カーテンや家具などを工夫することで多少の緩和はできます。

    メリットはスケルトンの場合、仕上げを行うための工事が無い為、その仕上げ工事は分安価になります、、本物の素材しか出せない雰囲気がありますので捨てがたいですね。

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