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デザイナーの流儀 〜店舗デザインのプロに聞きました〜

問い

注目 店舗デザイナーの考え

last update:2020/12/18

デザインの著作権を守る為にしている対策はありますか?また権利保護の観点で施主側に守ってほしいことがあれば教えて下さい。

デザインと著作権・意匠権に関わる内容です。
最近、ニュースで話題になっているテーマですが、店舗デザインの業界でも、
悪意のあるなしに関わらず、疑惑を含めて少なからず生じている問題です。

店舗デザイナーの方が普段実行している対策などについてお聞きしてみました。

  • 木原 三郎 (デザイナー) 2020/12/18投稿

    流儀

    正直店舗内装業界では完成した店舗に於けるデザイナーの立場での意匠権など知的所有権を守る行為は殆どなされておりません。
    我々の業界では真似されてこそ価値が上がると捉える事が多いのではないでしょうか。
    ブランド様など施工主様ではブランドカラー等厳密な既定の元、国際パテントを取得されている事が多く、弊社からも制作・施工に携わる協力業者へは、他案件での同等利用をさせない為の契約書を結び、お店様の望まぬ情報が漏洩せぬ為の対策は個々のHP、SNS等も含め監視する体制を設けております。
    弊社も然りですがスーパーブランド様、ラグジュアリーホテル様に於いては、価格帯並びに同等仕様のコピーを避ける為、施工業者の実績開示を望まれず、厳格な契約の上、情報漏洩せぬ様取り決めている事が多い様に捉えております。
    施工前ではデザイナーが提案致しますデザインの全てがラフ画も含めてデザイナー個人又はデザイン会社が有する作品であり、知的所有権はデザイナー個人又はデザイン会社が有する事となりますので、デザイナー意思が反映されぬ形での無断利用(他の施工業者やデザイナー)に開示され類似する店舗を施工された場合は法的処置に踏み切る事も御座いますので、信頼関係を以って御対応頂けるよう望むばかりです。

  • 中野 般 (企画・設計/デザイン・施工監理) 2020/5/28投稿

    流儀

    弊社では図面類に全て設計図書及びデザインパースなどの取り扱いに関しての注意書きを入れております。大半のお客様にはご理解いただけている事ではありますが、心無い一部のお客様には転用されたり断りなく開示されてしまうのは正直防ぎようがありません。
    お願い事項としてになりますが、お客様には設計図書は商品でありご購入(ご契約)頂いてからはじめてお客様の所有物になる事をご理解頂きたいものです。取り扱われている商品を無断使用されたり、無銭飲食された事を考えて頂きたいものです…

  • 匿名さん 2020/1/28投稿

    流儀

    弊社では、設計契約書に著作権に関する項目を設け、契約を結ぶ際にクライアントに詳細内容のご説明をしております。

  • 上水流孝嘉 (デザイン企画) 2017/9/19投稿

    流儀

    店舗デザインは、真似をされてもイメージとして、お客さんからイタリアの街だとか言われます。

    機能や形を特許庁に相談しても特殊な物以外はぼぼダメですね。

    最低でもお店の名前やマークは商標登録しないと営業できなくなります。

  • 匿名さん 2017/6/27投稿

    流儀

    図面の転用やパースの転用には注意していただきたいです。

  • 匿名さん 2017/4/20投稿

    流儀

    インテリアデザインに著作権などナンセンスです。そもそも無法地帯。オリジナルは残り、モノ真似は淘汰されます。良いモノを作りましょう!!商道徳やデザインを軽視する事業主に真の成功はないはずです。

  • 吉田 昌弘 (デザイン) 2016/10/18投稿

    流儀

    多くの場合、デザインご提案前に契約をさせて頂いております。

  • 田中稔郎 2016/6/21投稿

    流儀

    デザインなどのつくることに関する著作権については、社会として権利保護の方向性を間違っていると考えているので、私見を書かせていただきます。

    つくることの本質的な喜びは、何かをつくるプロセスの中にあると思っています。

    できあがった何かは、できあがった瞬間に自分の手を離れて、自然の中へ投げ出され、時間とともに壊れていく。風化していく。

    そして、それが誰かの目に止まり、次につくられるものの参考となって、その背中を押す。今度はその人の喜びに変わる。

    それが永遠に繰り返されるのが、つくることの理想で、そのようにして文化は高められてきたのだと思っています。

    著作権を保護する、という考え方には、その理想に反するところがあるのは明らかで、今回のオリンピックのロゴ問題のように、一見似ているものをすべて排除する方向へ向かってしまう、という危険性があります。実際、応募する人にも選ぶ人にも自由が失われてしまった、という状況を目の当たりにしたのではないでしょうか。

    一見似ている二つのものの微細な違いこそが創造力が結実したものである場合もあります。コピーなのか、コピーじゃないか、は少なくとも単純に外から判断できる類のものではありません。

    また、単にコピーをすることは、そもそもそこにつくる喜びがないのだから、すでに罰を受けているようなものです。

    一方で、現在仕事として進めているデザインに対する対価を著作権の保護によって主張するのはわかります。業界として、相見積とともに、複数のデザイン事務所が無料でデザインを提出するのを普通のことにしてしまったことがそもそもの問題です。

    採用されなかったデザインは、ゴミのように社会から消されてしまいます。

    私たちがアメリカにいたのは10年以上前のことになりますが、アメリカでは、インタビューのみを無料で行い、デザインはすべて有料で行われていました。

    日本のデザイナーは一般にプライドが低い、と言えるでしょう。同時に、デザイン自体に対するプライドも低いと言われても仕方ありません。この点に関しては、早く日本もアメリカのように移行すべきだと思います。

    弊社では、必ずクライアントと1対1でお会いして、双方の方向性が一致したことを確認してからのみ、デザインの提案をさせていただいています。どのような人であるか、をお互いに確認することが、著作権を守る、ということをことさら話題にしなくとも、結果として正当な対価をいただく結果につながっている、と思います。

    しかし、正当な対価を受け取った後で、著作権の保護を主張するのは、もう他人の創造の障害でしかありません。それは、既得権益へとつながり、ただでさえ停滞しがちな社会を、もっと停滞させる原因のひとつになってしまうのではないでしょうか。

  • 三ヶ尻和生 (デザイナー) 2015/11/4投稿

    流儀

    デザイン・設計契約を結ばさせていただく際に、契約書の中にデザイン著作権の条項を設け、両者承認のもと契約させていただいています。

    また、トラブルとして多いのは、契約前に提案したデザインやプランを(一部等でも)拝借〜工事を行い、設計側には無報酬というパターンや、二店舗目以降を同じコンセプトでデザインする場合、オリジナルのデザイナーに無許可で複製してしまう、などだと思います。

    その辺りも、設計契約やプラン開始時に、きちんとお話をさせていただく事が必要かと思っています。

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