問い
last update:2020/12/16
古民家の物件を内装を変えてカフェを出店予定です。内装プランや出店計画を考える上での注意点があれば教えてください。
住宅から店舗へ改装をする際、建築基準法に違反しないか、用途変更などの申請が必要かなど確認するべき要項は様々あります。
今回はカフェを出店するケースを元に、法令や考え方などを建築設計にも携わっているデザイナーの方々にお聞きしました。
- 新着順
- 投稿日順
-
流儀
私自身数多くの京町屋再生店舗、古民家再生店舗、文化財住宅再生店舗を担当させて頂きましたが、建物の基本となる躯体が腐れ、シロアリ等により犯されていないかが、御予算面も含め重要となります。
皆様は内外装の店舗としてお金を生み出す外観に於いては注意深くご視察頂き改装時にも十分な御予算を組んで頂ける事が多いですが、売り上げに影響せぬ躯体部分は見えないだけに、現在問題なく建っているのでそこは予算を殆ど組まれない事が多く、工事を始めて開いてみてからパブリック利用をされる店舗としては危険であると判断する事となり、予想外の多額の工事金額を請求される事がありますのでご注意下さい。
また、建築基準法、消防法の基準を満たさない建築物を店舗利用する事となりますので、必要以上に不燃化に費用が掛かる事も事実です。
無知な業者や悪徳業者は法令を無視して施工している事例が多く見受けられますが、その店で今後長きに及び運営される施工主の皆様こそ、ご自身の身の安全を守り、長くご利用頂ける様、御見積書の価格だけではなく内容を正しく吟味頂く事が必要です。 -
流儀
古民家の飲食店改装には、設備容量増設が不可欠になる事が多いです。
もともと民家レベルの設備しか入っていなく、使いたい器具の容量に対応できる空間作りをまず行う事が必要です。
また、基礎や柱など、腐食や漏水などがあるかよく確認してから動かないと、
実際のお店に対してかかる費用よりも加算される金額が多くなることがありますので、良くチェックすることが大切です。
補強や補修、増設など、予算把握ができてから、古民家ならではの味と雰囲気を残しながらの素敵な空間づくりをお勧めします◎ -
匿名さん 2017/10/6投稿
流儀
内装制限に注意が必要。
あと窓の大きさ、開閉の仕方によって採光上、排煙上無窓居室かどうか。
消防では無窓階になるかどうかを注意したほうがいいです。 -
田中稔郎 2017/8/14投稿
流儀
古民家など、物件に歴史がある場合は、その空間がどのように人と関わって来たのかを想像してみることが大事だと思っています。お店の空間が、事業を後押しするということは、その空間に事業に関連したストーリーを感じ取れるということではないか、と思っています。
過去から現在・未来へとつながっていくストーリーをつくること。
お店づくりが創造的である所以はここにあり、古民家ならではの豊かなストーリーがそこに描けるはずだと思います。 -
匿名さん 2017/7/18投稿
流儀
古民家で、カフェとなりますと消防法などの適用なども考える必要があるかもしれません。ただ、古民家の良さをデザインで生かしていくことで、空間を演出することは可能です。
-
匿名さん 2017/6/27投稿
流儀
厨房の作りは重要です。飲食店開業にあたり保健所検査が必要なため特に注意が必要です。古民家のイメージを守りつつデザイン設計が必要です。
-
匿名さん 2017/1/30投稿
流儀
古民家の場合の改装は大規模修繕か小規模かによって建築確認が必要になるケースがあります。
建築確認が必要な場合は現行法に準じなければいけませんので、古民家といわれる建物の多くが現行法に準じていない場合があるので予算が大きくかかってしまうこともあります。
大規模修繕の区分け自体はまだ2017年1月現在では、あいまいなところがありますのでその土地の区域の行政に建築士の方と共に相談をした方がいいと思います。
またその土地の詳細自体では大規模修繕自体ができない場合もありますので
建物だけでなくその土地の情報もしっかりとられたうえで建築士などにご相談されることから始める方がよいかと思います。
-
流儀
古民家をカフェとして再生させる場合は、先ず 機能や設備をチェックするコトが大切です。現状を把握した上で、お店のコンセプトや運営とリンクさせなければ、デザイン的、予算的にも「絵に描いた餅」になりかねません。
元々、その建物が持っている「味」のようなモノを引き出してあげるようなデザインを心掛けるべきだと僕は思います。 -
流儀
必要な法規が住宅と店舗では異なりますので、一級建築士にご相談されることをお勧めします。
構造の部分でも、建てたときの法規と現在では異なりますので注意が必要です。 -
流儀
古民家という事は、現行の建築基準法に適合していない建物であると思います。特に、構造部分の不適合は注意が必要です。例えば、増築や大規模修繕をする場合などには、古い部分を現行法規に合わせなければいけないケースもございます。
設計事務所の方であれば、その辺りもきちんと整理しながら計画してもらえますが、リフォームしか行っていない会社などきちんと設計する事ができない業者もいますので、注意が必要です。
設計事務所に相談することがまず最初にすべきことかと思います。
デザイナーの流儀
- 飲食店舗向けFAQ 郊外に飲食店を出店予定です。コンセプト決めや内装について、都心での出店と比較した際にどのようなポイントに注意すればよいでしょうか。
- 物販・アパレル店舗向けFAQ アパレル店の出店を予定しています。立地を考えるうえで重要なポイントはありますか?
- サービス店舗・施設向けFAQ 美容室を出店する予定で、物件を検討中です。物件選びに際し設備面で確認しておいたほうが良い点を教えてください。
- 設計・デザインに関するFAQ 内装の依頼をする際に、看板やショップカードのデザインも依頼できますか?また他にも対応できることがあれば教えてください。
- 内装・施工に関するFAQ 各会社(デザイナー)毎に店舗内装に取り入れる素材として特に得意とするものはあるのでしょうか? また、その素材の特徴について教えてください。
- 設計会社・施工会社の選び方 設計施工会社に初回の相談をする際、どんなことを明確にしていれば商談がしやすくなりますでしょうか?
- 店舗デザイナーの考え 日常的なもの、身の回りにあるもの中で、あなたが気に入っているデザインはありますか?